小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

「家族やパートナーとの関係値」「金銭面」などから算出したエリア別の幸福度ランキング、3位中国、2位南関東、1位は?

2024.10.27

結婚相談所「パートナーエージェント」や婚活パーティー「OTOCON」を展開するタメニーは、全国の20~60代の男女4812人に対して、「幸福度調査2024」を実施。結果をグラフにまとめて発表した。

幸福度は2年連続で「家族」との関係値が最も高い

今年も、「家族との関係値」「パートナー(配偶者・恋人)との関係値」「金銭面」「仕事(働き方)」「住環境」「健康状態」の6項目について、どのくらい幸福感を感じているかを聞いた。

全体平均は50点中25.07点で、昨年の25.18点に比べるとわずかに低い結果となった。幸福度が最も高かったのは、昨年と同じく「家族との関係値」(31.69点)だった。一方、最も低かったのは「金銭面」(20.22点)。昨年(19.79点)より0.43点高くなったものの、物価高が続くなかで金銭面ではまだまだ満足感を得られていない人が少なくないようだ。

■幸福度は男性の方が高め、女性は「家族との関係値」が男性を上回る

男女別に見ると、男性は25.51点、女性は24.57点で、男性の方が0.94点高くなっている。男女で差が大きかったのは「仕事(働き方)」で、男性は22.47点、女性は20.79点だった。なお、男性より女性の方が満足度が高かったのは、「家族との関係値」のみとなっている。

エリア別では、北陸で男女差が大きく、男性26.11点、女性21.97点と4.14点の差があった。一方、男女差が少なかったのは東北で、男性23.49点、女性23.38点とわずか0.11点の差となっている。

■60代はすべての項目で幸福度がトップ、20代が2位

年代別に幸福度を見ると60代(27.54点)の幸福度が最も高く、次いで20代(24.84点)、50代(24.79点)、30代(24.32点)、40代(24.05点)という結果となった。昨年調査より幸福度が高かったのは60代・50代で、若い世代や子育て世代では、先行きにやや不安感を感じる人が増えているのかもしれない。

また20代は、「家族との関係値」(31.76点)、「金銭面」(20.56点)、「仕事(働き方)」(22.05点)、「健康状態」(25.35点)が60代に次いで高く、30~50代よりも幸福感を感じている部分が多くなっている。

■既婚者は未婚者より幸福度が7.20点高い

未婚者と既婚者で幸福度を比較したところ、全体平均は既婚者が28.35点、未婚者が21.15点で、既婚者が7.20点上回った。昨年の調査においても既婚者の幸福度の方が高い結果となっている。

未婚者はパートナーがいない人も含まれるため、「パートナー(配偶者・恋人)との関係値」については既婚者の方が特に高くなっているが、その他の項目でも既婚者の方が高い結果が得られた。

「家族との関係値」「仕事(働き方)」「金銭面」は未婚者より6点以上高く、結婚することで満足度が高まる面が増えるのかもしれない。

エリア別幸福度1位は「東海」、東京含む「南関東」は連続2位

エリア別では、昨年4位の「東海」エリアが1位となりました。2位は、東京を含む「南関東」エリアが2年連続でランクイン。3位は「中国」エリア、4位は昨年1位の「近畿」エリア、5位は「北海道」エリアとなっている。

1位の東海エリア(27.16点)は、「家族との関係値」「パートナー(配偶者・恋人)との関係値」「金銭面」「仕事(働き方)」「住環境」「健康状態」の6項目すべてでトップに立った。

東海エリアは、工業製品出荷額でトップ(経済産業省「2023年経済構造実態調査」)を誇る愛知県をはじめとして企業数が多く、特に愛知県は2021年度の県民経済計算(内閣府)で、1人当たりの県民所得が東京都に次いで2位となっている。

一方で、海や山など自然も豊かで住みやすい環境が整っており、そのバランスの良さからすべての面で満足度が高い結果となったのかもしれない。

2位は、昨年に引き続き南関東エリア(26.44点)となった。項目別では、「パートナー(配偶者・恋人)との関係値」「金銭面」「仕事(働き方)」「住環境」「健康状態」で、東海エリアに次いで2位となっている。

3位は中国エリア(25.69点)で、昨年調査の7位から大幅にランクアップした。

「家族との関係値」「パートナー(配偶者・恋人)との関係値」「金銭面」「仕事(働き方)」の4項目で昨年を上回っており、特に「金銭面」は昨年の18.45点から21.17点と、2.72点高くなっている。

■セレモニーを実施した人の幸福度は高め、パートナーとの関係値は+8.6点

今回の調査では、結婚している男女3986人に対し、挙式やリゾート挙式などのセレモニーを開催したか聞いた。その結果、「挙式」(48.6%)と「披露宴」(42.2%)を開催した人がそれぞれ半数近くとなった。

何らかのセレモニーを実施した人としていない人で幸福度を比較したところ、全ての項目で実施した人の方が高い結果となった。特に「パートナー(配偶者・恋人)との関係値」は、「実施していない」人よりも8.56点高くなっている。

■子どもがいる人は、いない人より幸福度が高い

また、結婚している男女のうち、「答えたくない」と回答した人を除く2697人の子どもの数を調べると、2人が41.2%で最も多く、次いで1人が25.6%だった。

子どもの人数別に幸福度(平均)を見ると、子どもが「0人」(n=494人)の27.49点に対し、「1人」(n=690人)は28.22点、「22」(n=1110人)は28.47点、「3人」(n=342人)は27.71点、「4人」(n=50人)は28.90 点で、いずれも子どもがいない人よりも幸福度は高いことがわかった。

また、該当者は少ないものの、「5人以上」(n=11人)は35.15点で最も高くなり、子育ての大変さはあっても高い幸福感が得られていることが推察できる。

居住環境に求めるのは「治安が良い」こと、地方創生のカギは安心安全か

石破茂政権の発足で、東京一極集中を解消し、地方の活性化を目指す「地方創生」に注目が集まっている。昨今は地域によっては移住支援金などもあり、地方で住む場所を検討している人も少なくない。

そこで、全国の20~60代の男女603人を対象に、居住する場所として、どんな環境が理想的だと考えているのか聞いてみた。

最も回答者が多かったのは、「治安が良い」(57.4%)となった。次いで、「スーパーなど商業施設が近くにある」(55.2%)、「交通の利便性が良い」(46.9%)、「自然災害のリスクが少ない」(42.5%)、「医療施設が充実している」(35.8%)が上位にランクインしている。

一方、「希望する仕事に就ける」は23.2%にとどまっており、仕事よりも安心安全で商業施設や医療施設など生活に必要なインフラが整っている環境が重視されていることが伺えました。リモートワークなど仕事の柔軟性も高まっているなかで、安心安全に過ごせる環境が地方創生のカギになってくるのかもしれません。

男女別に見ると、男性より女性の方が10点以上高かったのは、「治安が良い」(62.6%)、「スーパーなど商業施設が近くにある」(64.0%)、「自然災害のリスクが少ない」(50.5%)、「広さや間取りなど、理想の住居に住める」(39.1%)、「公共施設が充実している」(32.9%)だった。

民間有識者による「人口戦略会議」の報告書では、2050年に744の市区町村で、20~39歳の女性の人口が半分になると推測している。今回の調査では、「希望する仕事に就ける」ことを重視する女性(24.6%)は男性(22.0%)より多くなっており、安心・安全面の他にも、女性が希望する職場で働けるかが重要となってくるのかもしれない。

「エリア別幸福度」に関する調査概要
調査期間/2024年9月18~21日、10月11~12日
調査方法/インターネット調査
調査人数/4812人
調査対象/全国20~69歳の男女
※エリア、男女、既婚者・未婚者、子どもの有無が識別できるように実施
出典/タメニー幸福度調査2024

関連情報
https://tameny.jp/

構成/清水眞希

 

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年10月16日(水) 発売

DIME最新号は「感性を磨くホテル50」、オフィスで映えるスニーカー特集も!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。