広大な大地と澄んだ空気、豊富な自然の恵みが魅力の北海道。同エリアにおいて、もっとも住民から「住み続けたい」と思われている街はいったいどこか?
リクルートはこのほど、北海道に居住している人を対象に実施したWEBアンケート形式による「SUUMO住み続けたい街ランキング2024 北海道版」を集計・発表した。
本調査は、「住んでいる街に住み続けたいか」という“継続居住意向”に関する実態を調査したもの。隔年で調査を実施しており、この手法で調査したのは今回で2回目となる。
北海道の住み続けたい街(駅)ランキング
北海道の「住み続けたい街(駅)ランキング」では、1位は「西線11条」で前回調査の4位から上昇した。以下、2位「円山公園」、3位「西15丁目」、4位「西線14条」、5位「西28丁目」と続いた。トップ5は全て中央区の駅で、3駅を札幌市電の駅が占めていた。また、札幌市中央区の駅がトップ20に15駅、トップ10に8駅ランクインしていた。
注目は、10位の「東屯田通」。札幌市電山鼻線の駅で、前回の63位から大きく上昇した。近年、複数の商業施設の開業で日常生活の利便性がアップしているエリアだ。
北海道の住み続けたい街(自治体)ランキング
北海道の「住み続けたい街(自治体)ランキング」では、前回同様、1位、2位には「札幌市中央区」「札幌市厚別区」がランクイン。「札幌市中央区」は北海道新幹線の延伸や、JR札幌駅南口周辺の大規模再開発計画が進行しているほか、大通駅周辺でも4丁目プラザ跡地での新築計画や北海道銀ビル・新大通ビル再開発など複数のプロジェクトが予定されている。
「札幌市厚別区」は新さっぽろ駅周辺の再開発が2023年に完了。複数の医療施設や商業施設のBiVi新さっぽろ、ホテル、札幌学院大学新キャンパスなどが集まる新しい街・マールク新さっぽろが誕生した。
3位の「札幌市西区」は古くからある成熟した住宅地が点在し、札幌市内でも歴史ある商店街の一つ琴似商店街や、イオンモール札幌発寒など商業施設も充実している。
なお、札幌市の10区はすべてトップ20にランクイン。トップ10には札幌市の7区のほか、「河東郡音更町」が4位、前回の調査では集計対象外だった「上川郡東川町」が7位にランクインしている。
出典:株式会社リクルート
構成/こじへい