Googleは2024年10月23日、AI サービスのGeminiにおいて、会話で相談やアイデア出しなどができる Gemini Liveが日本語に対応したことを発表した。
本稿では同社発表ブログをもとに、その概要をお伝えする。
Gemini Liveと日本語による会話が可能に
2024年10月初頭、GoogleはGemini Liveの対応言語を40以上に拡大することで、ユーザーが自分の言語でGeminiと自由で自然な会話を行なえることを発表した。
本日から数週間をかけて、AndroidスマートフォンのGemini Liveが日本語にも対応する。これにより日本語を含む様々な言語で会話したり、コラボレーションしたり、会話を通してAIを体験できるようになる [1]。
Gemini Liveは、同じデバイスで最大2言語での会話をサポートする [2]。今後、さらに多くの言語に対応する予定だという。選択言語は、Geminiアプリで簡単に設定できる。その手順は以下のとおり。
(1)Android スマートフォンまたはタブレットでGeminiアプリを開き、上部にあるプロフィール写真またはイニシャルをタップ。
(2)[設定] > [言語] をタップする。
(3)日本語またはサポートされている言語を選択する。
(4)オプションで、サポートされている2番目の言語を追加することが可能。現時点では、Gemini Live では最大2つの言語を設定して使用できる。
■会話できるAIパートナー
Gemini Liveでは、まるで友達と会話しているような感覚で、アイデアを出し合ったり、新しいトピックの深堀りをしたり、大事なプレゼンの練習などができる。
Gemini Liveは以前の会話を継続できるため、自分の好きなタイミングで会話を中断したり、特定の話題についてさらに深く掘り下げたりすることも可能。また、10種類の異なる音声から選択できるため、好みのトーンとスタイルを選ぶことができる。
Gemini Live でできることをいくつか紹介する。
<アドバイスを求める>
あなたのスキルや専門に合った仕事など、さまざまなトピックでアイデアを話し合える。
<イベントを計画する>
友人や家族の誕生日パーティーなど、Gemini Liveとの会話によって相談できる。
<新しいテーマについて視野を広げる>
歴史的な出来事、科学的概念、あるいはチェスや将棋のようなゲームのルールについて、口頭で質問できる。
<地元の話題を調べる>
住んでいる地域やあなたの興味に沿った話題について、Gemini に聞くことができる。
■あなたの言語で広がる可能性
Googleは今回の発表に際して、次のようにコメントしている。
「Google は、誰もが AI を使えるべきだと信じています。今後も、Gemini のさまざまな機能を拡大することで、世界中の人々が情報にアクセスし、AI アシスタントのメリットを体験できるよう支援していきます」
[1] Gemini Live は、一部のデバイス、アカウント、言語、国で利用できます。この機能は、一部の機能と互換性があります。新しい言語は、本日から数週間以内にモバイル デバイスに展開されます。
[2] Gemini Live は、順次追加言語に拡大されます。特定言語へのアクセスは、すべてのユーザーが即時に利用できるわけではありません。ユーザーの希望する言語が利用可能になると、製品内通知で通知されます。
関連情報
https://blog.google/intl/ja-jp/company-news/technology/gemini-live/
構成/清水眞希