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東京メトロを超えた新規上場銘柄・JX金属が話題!今さら聞けない「IPO株投資」の基本的な流れ

2024.10.24

東京メトロのIPOが、2024年10月現在の話題ですが、次に控えているのはENEOSの子会社「JX金属」のIPOで、時価総額は“東京メトロ超え”の7000億とも言われています。そこで、個人投資家の間で話題となってきた「IPO株投資」の基本的な流れを紹介します。

「JX金属」が上場申請、時価総額は“東京メトロ超え”

「JX金属」が2024年10月8日、東京証券取引所に新規上場申請したと発表しました。この「JX金属」は、ENEOSホールディングスの連結子会社で、銅やレアメタルなどの非鉄金属製品の製造・販売を行う会社です。BtoBをメインとしているため、日常生活であまり触れることはないかもしれませんが、半導体用ターゲットでは世界シェア約60%、FPC用圧延銅箔では世界シェア約80%を占めています。「JX金属」が提供する先端素材は、スマホの素材や自動車の素材としても使われています。

一般的に上場審査が順調に進めば、半年程度で上場承認されますが、「JX金属」の時価総額は一部で7000億円とも言われていて、10月23日に上場する「東京メトロ(東京地下鉄)」の“IPO超え”とも言われています。

東京メトロのIPOは時価総額6400億円規模の大型上場と言われていて、「JX金属」のIPO時価総額は7000億円だとするなら、それを上回る大型上場だからです。

IPOとは?IPO株投資とは?

株投資をしていない人からすると、IPOとは何かと思うかもしれませんが、「Initial Public Offering」の略語で”新規株式公開”という意味があります。

そして、上場前のIPO株は証券会社を介して買うことができるのですが、割安であることが多いIPO株を買うことで、上場後に売って利益を売る「IPO株投資」をメインに行う投資家もいます。

IPOの流れ

IPO、新規公開株式の購入をするには、いくつかのステップがあります。

まず、個人投資家はブックビルディング(需要申告)に参加し、購入申込をします。そして、その後、募集・売出価格が決まります。そこで抽選が行われて購入できるか決まります。証券会社によっては、抽選結果が先か、入金の後に抽選になるかは違います。その後、上場して初値がつきます。

いくつかの手順を踏み、少しややこしく感じられるのですが、個人投資家としては、(1)ブックビルディングに参加、(2)抽選に当たれば入金して買う(入金して抽選に当たれば買う)わけです。そして、IPOに当選したら売出価格で購入でき、「人気があるIPO株は割安であることが多い」のです。

「IPO株投資」では初値売りで儲かるかも?

上場前に、当選して売出価格でIPO株を買い、上場後にすぐ売る「初値売り」という手法がありますが、この「初値売り」では簡単に利益を出しやすいため、個人投資家に「IPO株投資」が人気で、高確率で儲かると言われています。

2023年の実績を調べると、96社が新規上場をして、公開価格が初値よりも安かったのは67社でした。うち、26社は初値が公開価格を割った(初値が公開価格よりも安かった)こともわかっているため、人気のない銘柄になると儲からなく必ずしも絶対に儲かるとは言い切れないですが、上がった銘柄の方が多いわけで、初心者でも儲けやすい投資法だとわかることでしょう。

10月23日に上場する「東京メトロ」の場合は公開価格が1,200円で、初値は執筆時点(10月19日時点)では不明ですが、予想では1,500~1,600円とも言われています。もし、初値予想が当たり1,500円になるならば、公開価格1,200円で100株を買い、初値1,500円で売っただけでも3万円のプラスです(手数料は除く)。

デメリットもある、IPOは当たらない?

ただし、ここに問題があり、IPO株投資は、知っている人からするとブックビルディングに参加して抽選応募に申し込んでもハズレが続き「宝くじに当たるようなもの」とあきらめている人も多いです。たしかに、ネット証券ではなかなか当たらないこと、また、ウワサでは対面の証券会社では口座の残高が多い富裕層だとIPOが当たりやすいということも言われています。

しかし、楽天証券やマネックス証券では100%完全平等抽選でもあり、「IPO株投資」で当たりやすくする裏ワザもあるようです。

「IPO株投資」で当たりやすくするコツとは、複数の証券会社から申し込む、また、家族に証券口座を開設して申し込んでもらうことです。たとえば、1つの証券会社から申し込むと抽選には1回しか参加できませんが、2つの証券会社から申し込めば2回の抽選。また、家族分の複数口座があれば、家族人数分の複数の抽選ができます。マネックス証券、SBI証券、松井証券では、未成年でも口座開設できて「IPO株投資」ができるため、家族分の未成年口座を開いて申し込むことも考えてみましょう。

文/谷口久美子

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