微力ながらの言い換え・類語を例文でご紹介
「微力ながら」の言い換えに使える表現をご紹介します。それぞれ適したシチュエーションが異なるため、例文を参考に使い分けてみてください。
参考:デジタル大辞泉
■僭越ながら
「僭越(せんえつ)」とは、自分の地位や立場を越えて出過ぎたことをすることです。
・僭越ながら、代表して挨拶をさせていただきます。
・僭越ながらコメントを残しました。
■恐縮ですが
「恐縮(きょうしゅく)」とは、相手に迷惑をかけたり相手の厚意を受けたりして、申し訳なく思うことです。
・恐縮ですが、窓を開けてくださいませんか。
・恐縮ながらも感謝しております。
■憚りながら
「憚りながら(はばかりながら)」とは、「遠慮すべきことかもしれないが」「恐れながら」の意味で使われる言葉です。
・憚りながらご注意申し上げます。
また、「自分を誇示・主張するようであるが」の意味で使われることもあります。
・憚りながら、わたしはこれでも専門家です。
■及ばずながら
「及ばずながら」とは、「十分にはいかないが」の意味で使われる言葉です。主に、人の手助けをするときなどに謙遜して使います。
・及ばずながらお手伝いいたします。
・先代には及ばずながらも、図面を作成してみました。
場に合った適切な言葉を使おう
自分の力量を謙遜したいときは、「微力ながら」を使って表現できます。「僭越ながら」や「恐縮ですが」などの類似した言葉も覚えておくと、表現のバリエーションが増えるだけでなく、その場に合った言葉を選択しやすくなります。
構成/林 泉