オーディオテクニカが耳穴を塞がず〝ながら聴き〟ができる軟骨伝導ヘッドホンの第2世代モデル「ATH-CC500BT2」を発売
2024.10.19オーディオテクニカは耳をふさがない世界初(※1)の軟骨伝導ヘッドホン『ATH-CC500BT』の第2世代モデルとして、『ATH-CC500BT2』を10月25日より発売を開始する。価格はオープン価格。同社サイト直販価格は2万1780円(税込)。
※1 民生機器において。2022 年9 月、株式会社CCHサウンド調べ。株式会社CCHサウンドから許諾された特許を使用しています。また、難聴の方の聞こえの改善を目的とした製品(補聴器)ではありません。
『ATH-CC500BT2』は、第3の聴覚経路「軟骨伝導経路」を活用した独自の振動構造を採用。音を効率的に鼓膜に伝えることができるため、“ながら聴き”でも高音質を実感できるという。
その主な特徴は以下のとおり。
第3の聴覚経路「軟骨伝導」を活用したヘッドホン第2世代モデル
耳の軟骨伝導経路を活用した振動構造を採用。耳穴をふさがずに音を聴けるため、周囲の音を聴き取りながら、安心して音楽やオーディオブックなど“ながら聴き”することができる。
一般的なイヤホンと異なり、耳穴に入れないため、長時間使用しても耳が痛くなりにくい特徴もある。また、耳穴が蒸れないため、衛生面でも不安なく使える。
■音質と最大音量を向上した、次世代の振動ドライバーを搭載
前モデルより音質と最大音量を向上した次世代の振動ドライバー(PAT.P)を搭載。耳珠(じじゅ)と呼ばれる軟骨部に当てて装着するだけで、高音質リスニングやクリアな通話が可能だ。
またドライバーに同社独自の「A.P.S.S」(※)を採用することで、外部振動による音質劣化を防ぎ、低音再生時の不快な振動を抑えることで、広い音場を体感できるという。
※ Acoustic Pure Sound Stabilizer。外部振動によるノイズを低減し、軟骨伝導ヘッドホンでありながら、原音を忠実に再生することができるオーディオテクニカ独自のメカニズム。
■好きな音楽と、生活の音を同時に聴ける “ながら聴き”
耳穴をふさがないため、在宅時であれば来客の呼び出し音や洗濯機の電子音なども聞き取りやすい。ヘッドホンを身につけたまま、家族からの問いかけにも反応でき、コミュニケーションも取れる。
通勤通学時でも、周りの音や交通アナウンスを確認しながら好きなコンテンツを楽しむことができる。
通話時は、自分の声が聞こえるため自然に話すことができるうえ、耳穴をふさいでいないことから、相手の声が大きいときでも安心。ワイヤレスで解放感のあるハンズフリー通話を実現する。
■耳への負担が少なく、長時間使用でも疲れにくい設計
「軟骨伝導」ヘッドホン特有の、触れるだけの軽い装着感を継承しながら、後頭部へのネックバンドの膨らみを抑え、最適な重量バランスを図ることで、前モデル ATH-CC500BT よりさらに小型・軽量化を実現。長時間着けても疲れにくく、快適さをキープする。
■専用アプリ「Connect」で“ながら聴き”のその先へ
セリフやナレーションが聴き取りやすい「クリアボイスモード」をはじめ、カフェで流れるBGMのように、お好みの音楽をリラックスして聴ける「BGMモード」や、公共の場で音漏れが気になるときに便利な「音漏れ抑制モード」など、シーンに応じた使いこなしができる。
そのほか、事前に設定されたプリセットイコライザーから、好みや気分に合わせて聴きたい音質が選べる。
■その他の便利な機能
・フル充電で、最大約20時間の連続再生(※)が可能な、安心のロングバッテリーを採用
※ 音楽再生時。使用条件により異なります。
・intelliGo社が開発したAIノイズリダクション技術(AIVC)を搭載
→オンライン会議や通話時に、話し手の声のみを抽出し、相手にはその声を自然な音質でクリアに届ける。
・2台のBluetooth機器へ同時接続できるマルチポイントに対応
・汗や雨、水しぶきからヘッドホンを守る防滴仕様
→JIS保護等級IPX4を取得
※完全防水ではありません
・汎用性の高いUSB Type-C充電
・Siri、Googleアシスタントに対応
・耳にかけるだけで自然にフィット
→イヤハンガーとネックバンドにはしなやかで軽量なチタニウムを使用したバンドを採用
ATH-CC500BT2の主な仕様
電源/DC3.7Vリチウムイオン電池(内蔵式)
充電時間/約2時間
使用可能時間/連続通信(音楽再生時):最大約20時間、通話:最大約10時間 ※使用条件により異なる。
質量/約32g
防滴仕様/IPX4
通信方式/Bluetooth標準規格Ver.5.3準拠
最大通信距離/見通しの良い状態で10m以内
使用周波数帯域/2.4GHz帯(2.402~2.480GHz)
変調方式/GFSK、Pi/4DQPSK、8DPSK
スペクトラム拡散方式/FHSS
対応Bluetoothプロファイル/A2DP、AVRCP、HFP
対応コーデック/AAC、SBC
対応コンテンツ保護/SCMS-T方式
本体カラー/BG(ベージュ) 、BK(ブラック)
「軟骨伝導」とは
耳に音が伝わる「聴覚経路」には、「気導経路」と「骨導経路」の2種類が考えられていたが、2004年に新たな第3の聴覚経路「軟骨伝導経路」が奈良県立医科大学 細井裕司教授(現学長)によって発見され、その後の研究により、非常に効率よく音を伝えられることが判明。
このモデルは、そんな軟骨伝導経路を利用して、音楽再生や通話を可能にするヘッドホンだ(※)。
※本製品は、株式会社CCHサウンドから許諾された特許を使用しています。また、難聴の方の聞こえの改善を目的と した製品(補聴器)ではありません。
「骨伝導」は、振動の元となる振動子を頭部に当てて、骨を振動させることでその奥にある「蝸牛(かぎゅう)」に音を伝える仕組み。
一方「軟骨伝導」は、振動が耳の軟骨に伝わると外耳道の「壁の軟骨」にも伝わり、その中で空気が振動して音が生まれる。それが「鼓膜」を揺らして「蝸牛」に届くという仕組み。ユーザーの耳がスピーカーの代わりになるようなイメージだ。
関連情報
https://www.audio-technica.co.jp/product/ATH-CC500BT2
構成/清水眞希