小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

高級リゾートのような山小屋も!ラグジュアリーに進化するオーストラリアのトレッキング事情

2024.10.19

ヘリや飛行機を利用したラグジュアリーなトレッキングも

ゴージャスなトレッキングが楽しめるのも日本ではあまり見られないオーストラリアの特徴だ。ヘリコプターや小型飛行機で一気に目的地に飛んでから短時間のトレッキングを楽しむのだ。

徒歩や車では何時間もかかったりする目的地への時間短縮だけではなく、上空からでなければそもそも辿り着けない秘境へ到達できたりする。まさにラグジュアリーな時間の使い方だ。

「Par Avion Tasmania」の水上飛行機。目的地に着陸……ではなく「着水」する。

小型飛行機ならではの低空飛行によるダイナミックな景観。地上と上空の2ヵ所から大自然を満喫。

そのまま20分程の簡単なトレッキングで絶景ポイントへ。

日本での「モノ消費からコト消費、さらにトキ消費・イミ消費」

日本でも「モノ消費からコト消費」と言われるように、欧米や豪州の最新トラベルトレンドは「見る」だけでなく「五感で実体験」を重視する旅行者が増えている。日本のインバウンド向けの調査では着物体験や寿司作り体験などがあがる。

またオーバーツーリズムの問題もあり、「量より質」という言い方が正しいかはわからないが「旅行者数」だけでなく「客単価」を上げることで収益を目指す、つまりは「富裕層や金銭的余裕がある年金生活者」をターゲットに設定する地域も多くなってきている。

そうした中、日本でも「Uber helicopter」が実用スタートしており、ヘリコプターで秘境旅館へ行く富裕層も実際にいるのだ。本島から船に乗らなければ着けない島にオープンするラグジュアリーホテル・旅館も増えてきている。「そこに行かなければ体験出来ない特別」というような「トキ消費」も近年のトレンドであり、さらに「環境保全」「地域貢献」「健康維持」などの体験を求める「イミ消費」というワードも出来た。

「健脚向き」ではなく普通に歩ける人であれば年配の人でも参加できるこうした「ラグジュアリー化したトランピング」は、インバウンドが活況を呈する反面、オーバーツーリズムに悩む日本の旅行業にも大いなるヒントになるかもしれない。

日本はなんといっても小さな国だが、その分アクセス可能な大自然の宝庫なのだから。

文・写真/田所優季
旅行写真家、トラベル・ライフスタイルライター、ファッションデザイナー。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年10月16日(水) 発売

DIME最新号は「感性を磨くホテル50」、オフィスで映えるスニーカー特集も!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。