DIME MAGAZINE
プロポーズといえば、一生にそう回数は多くない貴重な機会。もし将来、プロポーズを行うなら、思い出に残るプロポーズをしたいものだ。しかし感動的で思い出に残るプロポーズとはどんなものなのか、想像がつきにくいかもしれない。今回は、プロポーズの演出をサポートするプロに、感動的なプロポーズや変わったプロポーズなどのエピソードを聞いた。
リゾートホテルがプロポーズプランの提供をスタート
北軽井沢の一棟貸しヴィラリゾート「あさま空山望（くうざんぼう）」が、今年7月から「フラワープロポーズプラン」の予約販売を開始した。
（画像はイメージ／あさま空山望提供）
フレッシュフラワーのローズブーケの提供や、理想のプロポーズを事前に相談できるプロポーズコンシェルジュサービスなどを含む2024年12月27日までの期間限定プランだ。
プロポーズコンシェルジュは、当日の計画やサプライズ演出などの事前相談を通して、理想のプロポーズのシチュエーション作りをサポートしてくれる。
今回のプランをサポートするプロポーズコンシェルジュに、プロポーズプラン提供の背景について尋ねた。
「あさま空山望では、印象的なプロポーズにするために、サプライズを大切にしています。お客様からは『フレッシュフラワーを使った特別なローズのブーケをサプライズで送りたい』というご要望を多くいただきます。花束をご自身で持参いただくことはむずかしいため、ヴィラ側で花束をご用意させていただいております。
ご提供させていただいたローズのブーケは、お二人のプロポーズを華やかに彩り、これまでも多くのカップルにご好評をいただきました。そのような経緯から、この度フラワープロポーズプランを正式にスタートいたしました。
自然に囲まれた二人だけの空間は、特別な瞬間に最適なロケーション。この一棟貸しヴィラリゾートの特性を活かし、最大限二人だけの時間を創出することでプロポーズをよりロマンチックに演出いたします」
（画像はイメージ／あさま空山望提供）
具体的には、どんなプロポーズを演出してくれるのだろうか？
「お客様によって理想とするプロポーズは異なります。思い出に残るプロポーズを演出するには、お客様のご希望一つ一つに寄り添うことが大切です。お客様のライフスタイルや価値観、そしてパートナーさまとの関係性などを、経験豊富なプロポーズコンシェルジュが丁寧にヒアリングし、唯一無二のプロポーズの演出をお手伝いいたします」
●過去の感動的なプロポーズ
これまで演出したプロポーズにはどんなものがあったか。2つの感動的なエピソードを教えてもらった。
・二人の思い出動画を上映
「あるお客様は、お二人の思い出の詰まった動画をヴィラ内で上映されていました。お客様のアイデアで、とても素敵でした。プレジデンシャルスイート『ポラリス』というヴィラにはプロジェクターが設置されており、大画面で幻想的な上映会を行うことができます。上映会は、二人の出会いから一緒に過ごした今日までの日々が映像でよみがえり、プロポーズの言葉とともに未来への希望が感じられる、感動的な演出となり、お客様にもご好評いただきました」
・満天の星空の下でのプロポーズ
（画像はイメージ／あさま空山望提供）
「大自然に囲まれた当施設の特徴を活かした、満天の星空の下でのプロポーズも印象的でした。標高1,100mに位置するあさま空山望周辺では、都会で見ることのできない無数の星の輝きをご覧いただけます。特に冬のシーズンのプロポーズは、空気が澄んできれいに星空が見えることから、高い評価をいただいております」
いずれも、浅間山の絶景や一棟貸しヴィラという特徴を活かした、とっておきのプロポーズプランだ。
感動的なプロポーズ演出エピソード
ところで世の中には、まだまだいろんなプロポーズの演出方法がある。どのようなプロポーズがあり得るのか探るべく、挙式やパーティーなどの企画を行う株式会社ベストブライダルに当たってみた。
同社では専任のプロポーズプロデューサーが、プロポーズの打ち合わせから当日までを全面サポートする「最高のプロポーズ」というサービスを展開している。
レストランでディナーコースを堪能した後、貸切チャペルへと移動し、二人きりでサプライズプロポーズを行う「チャペルdeプロポーズ」プランなどが用意されている。
これまで200組以上のカップルに携わってきたという同社のプロポーズプロデューサーの小川真里氏に、感動的だったプロポーズを教えてもらった。
●108本の赤バラによるプロポーズ！
（画像はイメージ／ベストブライダル提供）
「20代後半のカップルのエピソードです。男性が起業されたばかりで、やっと安定した収入になったタイミングでのプロポーズでした。ただし、忙しすぎて時間が取れないため、『彼女の喜ぶプロポーズを提案してほしい』とリクエストいただきました。私からご提案したのは、『記念日にレストランでディナーをしよう』とお連れいただき、お食事をお召し上がりいただいた後にチャペルへと移動し、『結婚してください』という意味を持つ108本の赤バラの花束でプロポーズを行うこと。特大な赤バラの花束は両手でないと抱えきれないボリュームで、存在感も抜群です。
『もっと特別感がほしい』とのことでしたので、1,000本の赤バラのアートフラワーでチャペルを華やかに装飾し、まるで海外ドラマのようなプロポーズシーンを演出し、プロカメラマンによる華やかな写真も残していただきました。
そしてチャペルを出た後はもうひとつのサプライズとして、リムジンが待機していて、そのままラグジュアリーホテルに向かい、スイートルームにご宿泊いただくという豪華づくしのプロポーズでした」
●子連れ再婚の男性が子どもと一緒にプロポーズ！
（画像はイメージ／ベストブライダル提供）
「男性が再婚でお子様が二人、女性が初婚というカップルです。しっかりとプロポーズをしたいけれど、お子様を連れてくるか、二人だけにするか悩まれていたので、お子様にも登場していただく演出をご提案しました。『4人でレストランで食事』という名目でお越しいただき、お食事終盤に男性だけ先にチャペルへ向かって待機。その後お子様二人が女性の手を引いて移動し、女性とお子様の3人で並んでチャペルに入っていただきました。『新しい家族』としての記念すべき第一歩目を、ご家族4人の思い出に残していただくことができました」
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