医療保険、がん保険、介護保険、養老保険など…世の中には保険が多過ぎる。いずれも重要なのは間違いないが、保険に入り過ぎて手元にお金が残らなくては本末転倒なので、ある程度の絞り込みが必要だ。
では、金融のプロから見て「最低限入っておくべき保険」とはいったい何だろうか?
セレクトラ・ジャパンはこのほど、金融関連の難関資格を保有する男女190名を対象に「最低限入っておくべき保険」に関するアンケート調査を実施し、その結果をランキング形式で発表した。
「終身保険」「医療保険」「がん保険」が最低限入っておくべき保険として選ばれる結果に
最低限入っておくべき保険 総合ランキングの1位は、「終身保険」(94名)となった。家族構成別で結果を見ると、105名のうち55名の子どもがいる金融のプロが選んでいた。終身保険を選んだ金融のプロからは、以下のようなコメントを寄せられた。
・「遺された人に迷惑を掛けなくても済むくらいの金額を残したいから」(51歳男性、子どもあり、世帯年収1,200万~1,500万未満、証券アナリスト)
・「子どもの将来と老後の安定」(43歳男性、共働き子どもあり、世帯年収900万~1,000万未満、証券外務員一種)
同率1位は「医療保険」(94名)で、家族構成別で結果を見ると、51名のうち28名の独身の金融プロが選んでいた。医療保険を選んだ金融のプロからは、以下のようなコメントを寄せられた。
・「病気については誰にでも起こりうるものなので備えが必要だと思うため」(35歳女性、会社員<正社員>、独身、世帯年収400万~500万未満、FP技能士2級/証券外務員一種)
・「病気にかかった時、貯蓄や給料だけでは治療費が足りないかもしれないし、治療しながら生活するにも生活費が必要な為。」(40歳女性、共働き子どもなし、世帯年収500万円~600万円未満、証券外務員一種)
3位には僅差で「がん保険」(92名)がランクイン。家族構成別で結果を見ると、34名のうち19名の夫婦子どもがいない金融のプロが選んでいた。がん保険を選んだ金融のプロからは、以下のようなコメントが寄せられていた。
・「ガン治療には費用がかかるから」(57歳男性、専業主婦<主夫>夫婦子どもなし、世帯年収900万~1,000万円未満、簿記1級)
・「可能性が高く、公的保障だけでは足りない」(50歳男性、独身、世帯年収700万円~800万円未満、宅地建物取引士)
このほか、回答者の家族構成別(子どもがいる、独身、夫婦子どもがいない)にランキング化した結果は次の通りとなった。
出典:セレクトラ・ジャパン
構成/こじへい