今も昔も日本人にとって憧れのリゾート地・ハワイ。長引く円安・物価高の影響で今まで以上に庶民には手が届かない夢の旅行先となった感は否めないが、現在、日本人にとって最も人気の宿泊エリアは、いったいどこなのだろうか?
エクスペディアはこのほど、検索データから見た日本人、米国人それぞれの「ハワイ諸島の人気宿泊エリアランキング」「検索されている島」、日本人の「ハワイ諸島で人気が急上昇しているエリア」「ハワイ旅行におけるホテル選びの人気フィルター」を発表した。
ハワイ諸島で最も人気の宿泊エリアは日米ともに「ワイキキ」
エクスペディアの検索データ※1による、日本人の「ハワイ諸島の人気宿泊エリアランキング※1」をみると、最も人気を集めていたのはオアフ島の「ワイキキ」となった。また、2位から4位もオアフ島のエリアがランクイン、5位にはハワイ島の観光のメインエリアとなる「カイルア・コナ」が入った。
また、アメリカ人を対象にしたデータ1を見てみると、1位は日本人と同じく、オアフ島の「ワイキキ」。一方で、4位と5位にはマウイ島の「カアナパリ」「キヘイ」がランクインした。「カアナパリ」はマウイ島屈指の高級リゾート地で、「キヘイ」はコンドミニアムが多く、長期滞在の旅行者に好まれていた。
日米ともにオアフ島における観光のメインエリアとなるワイキキが人気で、そのなかでも物価高の影響か、宿泊費が高くなる傾向にあるビーチフロントよりも、費用が比較的抑えられるビーチフロント以外のエリアが選ばれていることもわかった。
日本人は約9割がオアフ島を選ぶのに対し、アメリカ人はマウイ島、ハワイ島への需要も
日本人とアメリカ人がハワイのどの島を選ぶのか1をみると、日本人は89%がオアフ島を選んでいるのに対し、アメリカ人はオアフ島44%、マウイ島22%、ハワイ島18%、カウアイ島15%と、ニーズが分散していることがわかった。日本人に馴染みがあるオアフ島だけでなく、別の島にも足を延ばしてみるのも良いかもしれない。
※本調査では小数点第1位で四捨五入しているため、足し上げても合計数値が 100%とならない場合がある
昨年と比べて最も検索数が増えたエリアは、オアフ島の「ダウンタウン、空港周辺」
昨年と比べて検索数が増加しているエリアをみると、最も検索数が増加したのはオアフ島の「ダウンタウン、空港周辺※2」だった。ダウンタウンエリアはハワイのトレンド発信地となっており、近年はおしゃれなブティックやレストラン・バーなどがオープンしていることから、それを目当てに周辺に宿泊する人が増えているようだ。
また、2位にはカウアイ島の空港周辺となる「リフエ」、3位にはカウアイ島の旅行の拠点となる主要エリア「イーストサイド」が入った。「ガーデンアイランド」と呼ばれるカウアイ島は、壮大な自然を持つパワースポットの宝庫であり、絶景ポイントやハイキングコースなどが多くあり、トレンドの「リトリート」「ウェルネストラベル」を満喫するには絶好の旅行先だ。
ホテルを選ぶ際の基準は「キッチン付きかどうか」
エクスペディアでは、「プール」「ジム」「駐車場」など、希望する設備やサービスの有無をフィルター機能で調べた上でホテルを選ぶことができる。ハワイのホテルを検索しているユーザーが最も多く使っていたフィルター※1は「キッチン」であり、昨今の観光地の物価高や為替の影響からか、レストランではなくホテルの部屋で料理をして食事をしようと考える人が多いことがわかる。その他は、「オーシャンビュー」や「プール」など、ハワイ旅行には欠かせない条件や設備の有無を調べている人が多くみられた。
※1 エクスペディアにおける2024/1/1~9/8の検索データに基づく
※2 エクスペディアにおける2024/1/1~9/8、2023/1/1~9/8の検索データに基づく
出典:エクスペディア
構成/こじへい