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英語科の教員に聞いたスピーキング力の向上に必要なことTOP3、3位単語の記憶、2位授業中のアウトプット、1位は?

2024.10.17

記憶力が必要な単語、理解力が求められる文法、総合的な知識が問われるリーディングなど、英語学習には様々なジャンルの知識が必要だ。では、英語を教えるうえで、教師が困難だと感じるジャンルはどれなのだろう。

モノグサは、中学校・高等学校の英語科教員117名を対象に「中学生・高校生の英語力に関する実態調査」を実施したので、詳細をお伝えしよう。

英語学習で成績向上が難しいと感じるジャンルは「スピーキングの学習」「ライティングの学習」、成績向上に効果的な取り組み1位は「例文の記憶」

「英語学習において、生徒の成績を向上させることが難しいと感じるジャンルを教えてください」(n=117)という質問をしたところ、「スピーキングの学習」が62.4%、「ライティングの学習」が54.7%という回答となった。

「生徒のスピーキング力向上のために、効果的だと感じている取り組みについて教えてください」(n=117)と質問したところ、「例文の記憶」が53.0%で最多に。

次いで「授業中にアウトプットする機会を設ける」が48.7%、「単語の記憶」が40.2%という結果となった。

また、「生徒のライティング力向上のために、効果的だと感じている取り組みについて教えてください」(n=117)という質問についても、「例文の記憶」が55.6%と最も多くなっている。

他には「単語の記憶」が47.0%、「授業中に演習する機会を設ける」が42.7%と上位の回答となった。

95.7%の英語科教員が「文法学習」を重視!文法の学習の課題は「学習のモチベーションが低い」「生徒の定着度に差が生じてしまう」

「あなたは英語学習において、文法学習がどのくらい重要だと思いますか。」(n=117)と質問したところ、「かなり重要だと思う」が62.4%、「やや重要だと思う」が33.3%と95.7%が英語学習の重要性を感じていた。

また、「あなたは英語学習において、文法学習がどのくらい重要だと思いますか。」(n=117)に「かなり重要だと思う」「やや重要だと思う」と回答した人に、「文法学習が重要だと思う理由を教えてください。」(n=112)と質問したところ、「英語学習の基礎となるから」が84.8%、「リーディングやリスニングなどの受信技能の理解力が向上するから」が53.6%、「ライティングやスピーキングなどの発信技能の理解力が向上するから」が52.7%と続いた。

「文法の学習にあたって生じている課題を教えてください。」(n=117)と質問したところ、「学習のモチベーションが低い」が53.8%、「生徒の定着度に差が生じてしまう」が53.0%という結果に。

「文法学習の中で、生徒が知識を定着しやすいように工夫していることを教えてください。」(n=117)と質問したところ、「授業で復習の時間を何度も設けている」が44.4%、「文法を活用しアウトプットする時間を設けている」が44.4%と同率1位の回答となった。

調査概要
調査名称:中学生・高校生の英語力に関する実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2024年7月10~16日
有効回答:中学校・高等学校の英語科教員117名
※1.偏差値50以上の学校を対象(偏差値は回答者の基準による)
※2.117名の内訳は、中学校教員17名、高等学校教員100名

■モノグサ社 代表取締役CEO 竹内 孝太朗氏のコメント

本調査の結果、英語学習における成績向上の難しさについて、「スピーキングの学習」と「ライティングの学習」の2つが特に課題とされていました。

どちらの技能の習得においても、「例文の記憶」が最も効果的な方法と認識されています。「話す」「書く」というアウトプットにつながる「英単語の記憶」など英語学習の基礎となる知識事項の定着も重視されていました。

また、95.7%の英語科教員が「英語学習において文法学習が重要」と回答しています。文法学習は英語の基礎を形成するだけでなく、英語の4技能(リスニング、スピーキング、リーディング、ライティング)に対する理解力を向上させる点でも重要視されていました。

その一方で、文法の学習に関しては、生徒の学習モチベーションが低いことや「生徒の定着度に差が生じる」といった課題も指摘されています。

そのため、教員は「授業で復習の時間を何度も設ける」や「文法を活用しアウトプットする時間を設ける」などの工夫を実施していることがわかりました。

本調査から、授業時間の使い方には教員による差異があることが示されましたが、「授業をより充実させるために必要な知識の習得方法」や「知識をどのように授業内外で習得するか」は、今後の英語教育において重要な観点と言えるでしょう。

関連情報
https://corp.monoxer.com/

構成/Ara

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