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「時間がない」というのはウソ?いつも忙しい人がまずやるべきこと

2024.12.04

大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。

人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考え込んでしまった経験はありませんか?そして、ギモンと向き合うのが面倒だからと、スルーしてストレスを抱えてはいませんか?

今回は、事業成長の専門家で 「絆徳の経営スクール」を主宰する清水康一朗氏による著書『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』から一部を抜粋・編集し、人生を圧倒的に生きやすくするギモン解消のヒントを紹介します。

いつも時間がない、どうしたらいいのでしょうか?

《A》『時間がない、それは嘘』

現代人は忙しい。いつも時間のゆとりがない、とよく聞きます。一方で、忙しい! といっている人も、実態としては、映画やドラマを観たり、飲み会やサウナ、ゴルフにも行ったりしている。

ここで、私がお伝えしたいのは「時間がない」という言葉が嘘だ、ということです。「いやいや、清水さん、本当に時間がないのです」とおっしゃる方がいるかもしれません。ですが、冷静に考えてみてください。常に、時間というものは存在しています。世界中の全員に同じ24時間が与えられています。

ですから、この「時間がない」という言葉は、きっと「私には時間(管理の能力)がない」と言い換えたほうが正確な意味になる気がします。大切なのは、重要なこと、やるべきことを優先し、実行徹底するという単純な規律を守ること。他にも、やめられることをやめることも大切です。

厳しい言い方をすれば、成果を出せない人は「時間がない」といって、本来やるべきことをやってない、もしくは単純にサボっていることが多いです。実際、どうやったら目標達成できるのか、何をすべきか、何をやめるべきか、を真剣に考えてない可能性が高いと思います。やめるべきこと、それは、ネットサーフィンやSNSで余分な時間を過ごしていることかもしれないですし、雑談や無駄な打ち合わせ、もしくは一人悩んでいること、かもしれません。

仕事をするなら、成果直結のタスク以外しない、この覚悟で取り組んだら、時間のゆとりも生まれ、生産性が必ず上がるはず。早い時間で仕事も終わるはずです。今の日本に必要なのは、この感覚です。

もちろん状況的に家族や社会的な要請が多く、実際、分刻みでの移動や対応が求められる方もいるかとは思います。しかしながら、5年も10年もそういった状況ではないはずです。重要な点は「やめるべきことは何か?」を考えること。ぜひ、意識してみてください。

★ ★ ★

おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』
著者:清水康一朗
発行:株式会社日本経営センター(フローラル出版)
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清水 康一朗 しみず・こういちろう
ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。Forbes オフィシャルコラムニスト。2022年1月発刊『絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。Apple 創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter 創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。

構成/DIME編集部

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