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いったいどうして?経営者なのになぜかお金がない人の特徴

2024.12.10

大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。

人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考え込んでしまった経験はありませんか?そして、ギモンと向き合うのが面倒だからと、スルーしてストレスを抱えてはいませんか?

今回は、事業成長の専門家で 「絆徳の経営スクール」を主宰する清水康一朗氏による著書『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』から一部を抜粋・編集し、人生を圧倒的に生きやすくするギモン解消のヒントを紹介します。

経営者なのにお金がない!なぜですか?

《A》『報徳思想に答えがある』

あなたが会社員として、名刺交換の際に、相手の肩書が「社長」なら、この人はお金持ちと思うかもしれません。が、社長がお金を持っているとは限りません。

会社員なら資金繰りに毎日悩むことはないとは思いますが、社長の半数以上は、日々この資金繰りに苦しんでいる、といっても過言ではありません。理由は、現代の日本企業は総じて生産性が低く、利益が少ないから。

ここで、お金に悩む人に知ってほしい教えがあります。それは、二宮尊徳の「報徳思想」です。これは、日本が世界に誇るべき考え方です。それは、至誠、勤労、分度、推譲の、4つの柱からなる実践的な概念です。

最初の「至誠」は、志高く、世のため人のため、お客さまのために仕事するということ。自分のためだけでは、ものごとはうまくいきません。

第二の「勤労」とは、真剣に働くということ。「至誠」をもって努力をし続けたなら、収入が増えないはずがない、と二宮尊徳は言います。

第三の「分度」は、節約です。現代人は苦手かもしれません。つまり、足るを知り、無駄を抑えるということ。「分度」をすれば経費削減されるので、利益が増えないはずがない。現金が増えないはずがないのです。

つまり、現金がないのは「至誠(=世のため人のため)」「勤労(=一生懸命働く)「分度(=経費の削減)」これらのどれかがおろそかになっている可能性があります。

最後は「推譲」です。推譲とは、右記の流れで生まれた利益や現金を周りの困っている人に譲ること、具体的には融資や出資、寄付で周りを助けるという考え方です。これによって経済が循環していくのです。経営者であってもお金がない! というのであれば、この報徳思想をしっかり学び、豊かさを手に入れて頂きたいと私は思います。

★ ★ ★

おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』
著者:清水康一朗
発行:株式会社日本経営センター(フローラル出版)
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清水 康一朗 しみず・こういちろう
ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。Forbes オフィシャルコラムニスト。2022年1月発刊『絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。Apple 創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter 創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。

構成/DIME編集部

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