大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。
人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考え込んでしまった経験はありませんか?そして、ギモンと向き合うのが面倒だからと、スルーしてストレスを抱えてはいませんか?
今回は、事業成長の専門家で 「絆徳の経営スクール」を主宰する清水康一朗氏による著書『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』から一部を抜粋・編集し、人生を圧倒的に生きやすくするギモン解消のヒントを紹介します。
経済的に一発逆転したいのですが…?
《A》『お金の4つのスキルを習得する』
出世も無理、副業も稼げない、独立の成功確率はすごく低いと聞いている。「ああ、人生、詰んだ!」と感じている人が、宝くじやギャンブルなど、一発逆転できるうまい方法はないか、と考えてしまう気持ちも分からなくもありません。
しかし、それでは上手くいかないことは、皆さんどこかで気づいていますよね。また、宝くじ当選者がなぜか破産する、なんて話を聞いたこともあるかもしれません。お金の管理をできない人が大金を持つと、支出が増え、経済状態を崩してしまう可能性は高いものです。
では、どうすればよいか? 答えは「お金の4つのスキル」。経済状況をよくしたいなら、お金に関して、この4つを学ぶ必要があるのです。
一つ目は「お金を作る」スキルです。売上アップや収入増です。そのためには、やはり実直に、仕事のスキルを高めること。マーケティングや営業のスキルなどを高め、成果をあげて、お金を作る必要があります。
二つ目に「お金を増やす」という段階。これは株などの証券投資や不動産を通じてお金を増やすというスキルです。まずは、証券会社や銀行、不動産会社などのセミナーに参加するのもよいかもしれません。
三つ目は「お金を守る」というスキル。支出を抑えるのは当然ですが、詐欺的な投資話に乗って資産を失う、といったことを避けることも必要です。
四つ目は「お金を使う」です。節約だけではなく、時には誰かのためにお金を使う、食事をおごる、ということです。儲かっている会社経営者であれば、周りへの投資や寄付も考えてみてください。もちろん、先述した1~3ができていることが前提ですが、巡り巡ってあなたを豊かにしてくれるのが、この4番目のスキルです。
これらを学ぶことは、一発逆転を狙うよりも、はるかに高い確率で、あなたを豊かにしてくれるでしょう。ぜひ意識してみてください。
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『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』
著者:清水康一朗
発行:株式会社日本経営センター(フローラル出版)
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清水 康一朗 しみず・こういちろう
ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。Forbes オフィシャルコラムニスト。2022年1月発刊『絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。Apple 創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter 創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。
構成/DIME編集部
大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。 人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考...