大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。
人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考え込んでしまった経験はありませんか?そして、ギモンと向き合うのが面倒だからと、スルーしてストレスを抱えてはいませんか?
今回は、事業成長の専門家で 「絆徳の経営スクール」を主宰する清水康一朗氏による著書『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』から一部を抜粋・編集し、人生を圧倒的に生きやすくするギモン解消のヒントを紹介します。
そもそもお金ってなんですか?
《A》『現代社会のお金は、単なるデジタルデータ』
お金とは何か? 私はどちらかといえば現実的なタイプなので、精神論をかざすつもりはありません。結論からいえば、現代社会のお金とは「デジタルデータ」以外の何でもない、というのが私の答えです。
実際、皆さんの預金は、銀行に置いてありません。もちろん一部は引き出し用に準備されていますが、皆さんのお金の本質は、金融機関の中にあるスーパーコンピュータの単なるデータである、ということです。ほとんどの決済は、いまやデジタルになっています。身近な例として、コンビニで支払う時にQR決済や交通系カードなどでデータ処理をしているはずです。
別の論点でいえば、いまの世の中はデジタル空間におけるデジタルデータ処理能力が高くなければ、資産を築けない時代となったともいえるかもしれません。
具体的には、あなたの会社のホームページに、商品を魅力的に伝える写真データやテキストデータをアップロードし、それに共感されれば申込でクリックされ、クレジット決済のデータが処理され、銀行の預金残高が増える、という時代なのです。YouTube であれば、デジタル空間に動画データをアップし、面白い動画や役に立つ動画などで共感されれば、再生回数が伸びて広告料というお金がデジタルデータとしてあなたの口座に振り込まれる、という時代です。
この時代の本質的な変化を感じ取れた人は、デジタル空間で、相手に「よいこと」をして、絆を作っています。そして、だからこそ、経済的な豊かさを得ています。部下へのLINE のメッセージ、SNSの投稿などは、すべてデジタルデータ処理です。これらを通じて、あなたが相手に「よいこと」をする、絆を作ることを心がけてみてはいかがでしょうか。これは、即効性があるので、すぐに経済的な豊かさとして返ってくることを実感されることと思います。
★ ★ ★
『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』
著者:清水康一朗
発行:株式会社日本経営センター(フローラル出版)
【Amazonで購入する】
【楽天ブックスで購入する】
清水 康一朗 しみず・こういちろう
ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。Forbes オフィシャルコラムニスト。2022年1月発刊『絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。Apple 創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter 創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。
構成/DIME編集部
大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。 人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考...