大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。
人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考え込んでしまった経験はありませんか?そして、ギモンと向き合うのが面倒だからと、スルーしてストレスを抱えてはいませんか?
今回は、事業成長の専門家で 「絆徳の経営スクール」を主宰する清水康一朗氏による著書『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』から一部を抜粋・編集し、人生を圧倒的に生きやすくするギモン解消のヒントを紹介します。
副業、起業、転職、または今の会社、何がベスト?
《A》『10年後にどうなっていたいかで決める』
何がベストか? 正直言って、このギモンに答えることは困難です。タイプによって答えは異なりますし、タイミングによっても変わります。
ここであなたに考えてほしいのは「あなたは、10年後にどうなっていたいですか?」という質問への回答です。現実的な話として、人は10年後の未来や、
先のことを深く考えないままに、目の前のことに悩みすぎる傾向があります。
特に、起業や転職などは、大きな失敗のリスクがありますから、勢いで意思決定してほしくない、というのが私の想いです。ここでは、それぞれのメリットとデメリットを簡単にまとめました。
【副業】 会社で禁止されていないなら、やってみるとよい
メリット:追加収入、低リスク、新しいスキルや経験
デメリット:時間と体力が必要、集中を失う、長時間労働で疲労が増す可能性
【起業】ハードルは高い、誰もができるものではないが、やりがいがある
メリット:自己実現、高い収入の可能性、夢やヴィジョンの実現
デメリット:高リスク、初期投資、多大なストレスやプレッシャー
【転職】 急がずに慎重に取り組んでほしい
メリット:新しい環境での刺激、キャリアアップ、報酬など条件向上の可能性
デメリット:想定と違うリスク、新環境ストレス、転職活動や退職手続きなどの労力
【現職】 選んだ環境なのだから、腰を据えて活躍してほしい
メリット:いまに集中できる、安定した収入、なじんだ環境や人間関係
デメリット:刺激が少ない、意識の低下、挑戦が少ない可能性
これらのメリットとデメリットは、状況や視点で意味合いが変わりますし、紙面スペースの制約もあって詳細に書ききれていません。次頁以降の内容も参考にしながら、あなたの10年後をイメージしてみてください。
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『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』
著者:清水康一朗
発行:株式会社日本経営センター(フローラル出版)
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清水 康一朗 しみず・こういちろう
ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。Forbes オフィシャルコラムニスト。2022年1月発刊『絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。Apple 創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter 創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。
構成/DIME編集部
大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。 人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考...