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会社は社員の何を評価しているのか?誰も教えてくれない3つの評価基準

2024.11.15

大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。

人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考え込んでしまった経験はありませんか?そして、ギモンと向き合うのが面倒だからと、スルーしてストレスを抱えてはいませんか?

今回は、事業成長の専門家で 「絆徳の経営スクール」を主宰する清水康一朗氏による著書『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』から一部を抜粋・編集し、人生を圧倒的に生きやすくするギモン解消のヒントを紹介します。

会社は社員の何を評価するのですか?

《A》『求めているのは3つだけ』

会社は社員に何を期待しているのでしょうか? 社員研修では、挨拶であったり、笑顔だったり、知識の習得や、お客さまに対する丁寧なコミュニケーションなど、たくさんのことが期待されている、といわれるかもしれません。

しかしながら、会社は本音で言ってはくれませんが、定量的な視点で、究極的に求めることは、たった3つしかありません。

結論、(1)売上アップ、(2)経費ダウン、(3)時間短縮。この3つだけです。これらの3つに貢献している人が、会社が最も評価したい人です。財務的な視点をもった、社長や役員の立場から正直に言えば、これらの3つさえやってくれればよいのです。

もちろん誤解がないように伝えておきたいのですが、会社の理念や社会性、世のため人のための活動や、ヴィジョンやミッションをないがしろにしていい、といっているわけではありません。それらは前提として当然やったうえで、これらの3点について大きな貢献があった社員を、経営者は、幹部や役員に引き上げたいのです。

これら3点を、日々の活動で期待されているという理解がないまま頑張っているから、評価されないのです。会社は私の頑張りをみていない、と思うのは、あなたの誤解です。会社は頑張っているから評価するのではなく、会社が求める3つの点に貢献しているかどうかを見ているからです。

現実的にいえば、会社は売上や利益がなければ存在することができません。現金がなければ、簡単に潰れます。会社を維持する、というのはとても大変なことです。会社を持続させていくには、キャッシュフローが必要であり、これを増やすためには、日々の時間あたり採算性を高めるしかありません。当然、社員により高い給料を払うためにも、この3つが必要です。(1)売上アップ、(2)経費ダウン、(3)時間短縮、ぜひ覚えておいてください。

★ ★ ★

おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』
著者:清水康一朗
発行:株式会社日本経営センター(フローラル出版)
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清水 康一朗 しみず・こういちろう
ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。Forbes オフィシャルコラムニスト。2022年1月発刊『絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。Apple 創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter 創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。

構成/DIME編集部

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