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職場で評価されている人を見て「ズルい」と思ってしまう理由

2024.11.15

大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。

人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考え込んでしまった経験はありませんか?そして、ギモンと向き合うのが面倒だからと、スルーしてストレスを抱えてはいませんか?

今回は、事業成長の専門家で 「絆徳の経営スクール」を主宰する清水康一朗氏による著書『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』から一部を抜粋・編集し、人生を圧倒的に生きやすくするギモン解消のヒントを紹介します。

評価されている人を「ズルい」って思う私はダメ?

《A》『成果のサイクルを意識しよう』

同じように仕事をしているのに、同じように出勤しているのに、評価される人と、評価されない人の違いはなんでしょうか?

世の中には、上司から認められ、給料が上がりやすい「成果のサイクル」といわれる行動パターンと、頑張っていても、大変な思いをしても評価されない「誤解のサイクル」といわれる行動パターンがあります。この違いを理解することが、もしかしたら、あなたのヒントになるかもしれません。順番に見ていきましょう。

まずは「成果のサイクル」です。このサイクルを回している人が最初にしていることは「会社から求められている成果」が何かを理解することです。会社が期待する結果を理解し、その結果が出るような「報われる努力」をしているので、上司からすると助かるし、評価しやすいのです。結果的に、本人も成功体験を得られ、より一層、会社のために頑張ろうとして、よい循環がまわります。

一方で「誤解のサイクル」においては、会社からの期待ではなく、誤解に基づく「自分なりの努力」をしてしまうが故に、上司から見ると行動がずれているし、評価しづらい状態に陥ります。そして、頑張っているのに報われない、やっても無駄だという誤解が生じ、またより一層「自分なりの努力」にはまっていき、結果いつまでも評価されないという悲しい状況になるのです。

評価されている人はズルいのではなく、単純に求められる成果に目が向いているだけです。もし、あなたが評価されていない、と思うのであれば、この「成果のサイクル」を意識してほしいのです。そして、そのスタート地点は、会社から何を期待されているのかを言語化すること。その点に集中できれば、その成果を出せるスキルを身に付けることに意識を向けられれば、気がついた時には、あなたも評価される側になっているはずです。

★ ★ ★

おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』
著者:清水康一朗
発行:株式会社日本経営センター(フローラル出版)
【Amazonで購入する】
【楽天ブックスで購入する】

清水 康一朗 しみず・こういちろう
ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。Forbes オフィシャルコラムニスト。2022年1月発刊『絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。Apple 創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter 創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。

構成/DIME編集部

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