大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。
人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考え込んでしまった経験はありませんか?そして、ギモンと向き合うのが面倒だからと、スルーしてストレスを抱えてはいませんか?
今回は、事業成長の専門家で 「絆徳の経営スクール」を主宰する清水康一朗氏による著書『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』から一部を抜粋・編集し、人生を圧倒的に生きやすくするギモン解消のヒントを紹介します。
自己開示のメリットってなんですか?
《A》『ストレスが減って、絆が生まれる!』
一般的に嫌なことと思われがちですが「自己開示」によって、人は非常に大きなメリットを享受できます。
第一に、ストレスの軽減です。これまでは言ってはいけない、恥ずかしいと思って自分の中で抑圧していた考え方や感情が解放されることによって、心理的なストレスが軽減できるというメリットがあります。もちろん話し相手が守秘義務を守れる人である必要はありますが、誰にも言えない、自分は孤独だ、と感じていた状況から解放されることは大きなメリットです。
第二のメリットは、自己理解が深まるということです。自分の考えを共有して、他人からのフィードバックを受けることによって、自分だけの視点以外の多面的な考え方を知ることによって、自分をより深く理解できるようになることです。
第三は、自分の内面にあるわだかまり、悩み、課題などが、他人に共有されることによって、社会的なサポートを受けやすくなるというメリットもあります。大きな成果をあげる人は、こんなことに困っている、だから助けてほしいというメッセージを自己開示によって発信し、周りからの協力を受けて、課題がより早く、より簡単に解決できるから成功しているともいえます。
そして第四は、なんといっても、自己開示によって、相手も自己開示しやすくなり、心の絆を結びやすくなるというメリットです。あなたの対人関係スキルが向上すると同時に、あなたの信頼関係の構築や人間関係の改善にもつながる大きなメリットといえるでしょう。
つまり、自己開示だけで「相手の本心がわからない、本音がわからない」といった表面的な付き合いから、分かり合える関係を作ること、心の絆を結ぶことがしやすくなるのです。
ぜひ、トライしてみてください。
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『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』
著者:清水康一朗
発行:株式会社日本経営センター(フローラル出版)
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清水 康一朗 しみず・こういちろう
ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。Forbes オフィシャルコラムニスト。2022年1月発刊『絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。Apple 創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter 創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。
構成/DIME編集部