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職場で成功したいのならしつこいくらい上司に相談したほうがいい理由

2024.11.08

大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。

人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考え込んでしまった経験はありませんか?そして、ギモンと向き合うのが面倒だからと、スルーしてストレスを抱えてはいませんか?

今回は、事業成長の専門家で 「絆徳の経営スクール」を主宰する清水康一朗氏による著書『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』から一部を抜粋・編集し、人生を圧倒的に生きやすくするギモン解消のヒントを紹介します。

え?上司に相談していいんですか?

《A》『高い視点で相談にくる部下は、かわいいもの』

組織で成功しようと思ったら、よくいわれるように「経営者視点」をもつ、ということが大切です。

社長や幹部のような視座をもつことで、意識すべきこと、やるべきことがアップデートされるので、仕事がやりやすくなるはずです。

もちろん、上ばかり見て目の前の実務をないがしろにしていい、というわけではありません。やるべきことはしっかりやりつつ、高い視座をもって取り組んでほしい、そのほうがスキルアップも早いし、結果的に楽できますよ、という話です。

ユニクロをグローバル企業に育てた柳井正さんは、山口県の小さな紳士服店の時代から、世界中の企業経営を研究し「一つ上の視点」どころか、さらに遠くを見つめていました。そして、逆算で仕事に取り組み、世界で知られる日本を代表する企業を育て上げました。

また、世界的なテック企業となったIBM は「一つ上の視点」で、世界を目指し、社名をInternational Business Machinesと変更した時から、一気に飛躍したのは有名な話です。

もし、組織で活躍したいのであれば、経営者や幹部に近づいて、しつこいくらいに関わることが効果的です。そのために、社長(や上司)にどう相談したら、喜んで応えるか、応援したくなるのか、という「一つ上の高い視点」をもつことです。もちろん勉強も必要。ただのおべっかではダメで、しっかり組織の課題を解決するような「一つ上の視点」で相談してみましょう。

現実的な話として、そういう姿勢で「高い視点」をもって相談にくる部下は、上司から見てかわいいものです。上司から、ドンドン答えを引き出して、ビジネスをいうゲームに勝てるようになることが、組織で活躍できる近道なのです。

★ ★ ★

おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』
著者:清水康一朗
発行:株式会社日本経営センター(フローラル出版)
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清水 康一朗 しみず・こういちろう
ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。Forbes オフィシャルコラムニスト。2022年1月発刊『絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。Apple 創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter 創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。

構成/DIME編集部

ぶっちゃけ、仕事に「成長」や「貢献」って必要ですか?

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