大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。
人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考え込んでしまった経験はありませんか?そして、ギモンと向き合うのが面倒だからと、スルーしてストレスを抱えてはいませんか?
今回は、事業成長の専門家で 「絆徳の経営スクール」を主宰する清水康一朗氏による著書『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』から一部を抜粋・編集し、人生を圧倒的に生きやすくするギモン解消のヒントを紹介します。
仕事を楽にする、2段階目はなんですか?
《A》『スキルのアップデート。まずは90日だけ集中』
ここで紹介するのは内面的な成長によって仕事を楽にする方法です。ツールといった外部のアップグレードではなく、内面のアップグレード、つまりあなたのスキルアップです。
PC、スマホ、インターネットといったツールは便利だけれど、それらを使いこなすスキルアップが、この2段階目。
具体的には、ワードやエクセルなどのオフィス系のツール、他には検索エンジンやAIを有効に活用するスキルも必要です。肉体を使う作業なら筋トレをしたり、動作の練習を繰り返したりして、必要な動きを体に染み込ませる、といったことも大切なことです。営業の販売スキル、ドクターの施術スキル、料理人の調理スキル、サービス業の接客スキルなども含みます。先輩や成功者が、楽に仕事しているようにみえるのは、経験を積み、スキルを高めているからです。
このような話をすると、それができたら苦労しない、というか、そもそも「楽」をしたいから、この本を読んでいるのに、スキルアップに取り組むなんて、ぜんぜん楽じゃない! と思われたかもしれません。
そんなあなたにおすすめの方法は、90日だけ集中する、という方法です。なぜ90日かというと、息切れしないで、なんとかやれる期間だから。そして、一般的に評価対象となる四半期(3ヶ月)だから。
この間だけは誰にも負けないほどやり切ってみる。そうしたらその後は、今より確実にスキルアップして、楽になっていることをお約束します。さらに言うと一旦集中できると、短期間でたくさんのことが学べるので、現実的には評価があがり、仕事が楽しくなるという体験すら起きます。
結果、90日では物足りなくなって、継続してもっと楽に楽しくなるはず。だまされたと思って90日だけ集中してやってみてください。
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『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』
著者:清水康一朗
発行:株式会社日本経営センター(フローラル出版)
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清水 康一朗 しみず・こういちろう
ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。Forbes オフィシャルコラムニスト。2022年1月発刊『絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。Apple 創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter 創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。
構成/DIME編集部