大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。
人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考え込んでしまった経験はありませんか?そして、ギモンと向き合うのが面倒だからと、スルーしてストレスを抱えてはいませんか?
今回は、事業成長の専門家で 「絆徳の経営スクール」を主宰する清水康一朗氏による著書『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』から一部を抜粋・編集し、人生を圧倒的に生きやすくするギモン解消のヒントを紹介します。
そこまでして、そもそも飲み会にメリットあるの?
《A》『居心地の悪い場所ですら、メリットはある』
飲み会に参加するメリットはいくつもあります。これまでに話してきたように、コミュニケーションが促進されることは、大きなメリットの一つといえます。日頃の会議や業務中には話しづらいことでも、リラックスした環境での会話によってお互いを理解しやすくなるはずです。安心感が生まれ、心の絆を感じ、お互いがずっと一緒にいたい、と感じられる状態を作ることが可能になります。
組織的な視点でいえば、離職率の低下や定着率の向上にもつながるはずですし、また、単純に楽しい時間を過ごすことによるモチベーションの向上も挙げられるでしょう。他には、組織の文化や価値観が共有化されることによって、あなたの仕事がしやすくなるというメリットもあります。
たとえば、上司は仕事のスピードを求めるタイプなのか、もしくは正確性を求めるタイプなのかによって仕事の進め方が変わってくるはずです。これを飲み会で理解できれば、仕事にもよい影響があるはずです。
そして、何より「出会い」というメリットもあります。組織が大きな会社なら、存在は知っているけど、話したことはない、という社員もたくさんいることでしょう。でも、飲み会なら、このような人とも交流が得られます。
結論として、居心地の悪い環境、苦手な人が多い場でも、自分自身のコミュニケーションスキルの向上の場や、人間関係づくりの場だと思えば、すべての場にメリットがあります。
人間関係の豊かさは、人生の豊かさに直結するので、このような出会いの機会を活用することは、今後の人生の質を高めるためにも重要です。
私が尊敬する経営者も、自分より実績を出している成功者の集まりに行くと、自分が小さく思えて居心地は悪いけれど、学べることが多いから参加するようにしている、とおっしゃっていました。ご参考までに。
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『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』
著者:清水康一朗
発行:株式会社日本経営センター(フローラル出版)
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清水 康一朗 しみず・こういちろう
ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。Forbes オフィシャルコラムニスト。2022年1月発刊『絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。Apple 創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter 創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。
構成/DIME編集部
大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。 人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考...