大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。
人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考え込んでしまった経験はありませんか?そして、ギモンと向き合うのが面倒だからと、スルーしてストレスを抱えてはいませんか?
今回は、事業成長の専門家で 「絆徳の経営スクール」を主宰する清水康一朗氏による著書『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』から一部を抜粋・編集し、人生を圧倒的に生きやすくするギモン解消のヒントを紹介します。
煩わしい想いをしてまで、人間関係って必要?
《A》『これからの最強の資産は「絆」である』
人間関係を作るのは大変だし、ストレスもかかる、エネルギーも必要。そうなると、特に職場において、無理をしてまで人間関係を作るなんて無駄なこと、会社もどうせいつかは辞めるから無意味……なんて感じている方がいるかもしれません。しかし、私がお伝えしたいのは「これからの最強の資産は絆である」ということ。実際、人間関係を作り、絆が結ばれると、三つの大きなメリットがあります。
まず一つ目に、あなたが精神的なサポートを周りから受けることができるようになることです。優しい言葉をかけてもらう、困ったら助けを求められる。
二つ目に、よい人間関係によって、価値のある情報や知識が得られるようになる、ということ。これは、あなたの成長やキャリアアップにおいても重要なポイントです。
三つ目のメリットは「絆」こそが、あなたの経済状況に直結するという点です。簡単に言えば、親や親族との人間関係がよければ、お金に心配をすることがなくなるはずです。困ったときに助けてくれる身内があるかどうか、現代の日本はこれが失われてきているともいえるでしょう。他にも上司との人間関係がよければ、お客さまとの人間関係がよければ、あなたの収入があがっていく未来は容易に想像できるはずです。さらに言えば、金融機関や投資家とよい人間関係を持てていれば、資金繰りに困る事はないはずです。つまり、人間関係がよくなれば、お金に困らない! ということです。
これからの時代は、人間関係を煩わしいものと捉えるのではなく、あなたの精神的なサポートにもなり、キャリアの発展にもなり、何よりもお金に影響すると考えて、身に付けるべきスキルと捉えるべきなのです。そのために、まずは相手に「よいこと」をして、絆徳的に生きてみることをおすすめします。
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『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』
著者:清水康一朗
発行:株式会社日本経営センター(フローラル出版)
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清水 康一朗 しみず・こういちろう
ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。Forbes オフィシャルコラムニスト。2022年1月発刊『絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。Apple 創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter 創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。
構成/DIME編集部