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日本人が働くことによる幸せを得られない根本的な理由

2024.10.16

大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。

人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考え込んでしまった経験はありませんか?そして、ギモンと向き合うのが面倒だからと、スルーしてストレスを抱えてはいませんか?

今回は、事業成長の専門家で 「絆徳の経営スクール」を主宰する清水康一朗氏による著書『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』から一部を抜粋・編集し、人生を圧倒的に生きやすくするギモン解消のヒントを紹介します。

なぜそこまでして仕事しないといけないの?

《A》『仕事は、幸せになるためにするもの』

考えて欲しいのは、なぜ仕事をするのか、ということです。

「そりゃ、お金のため、生活のためです」というのが、大半の答えとは思いますが、そうなると、嫌でもやらねばならない、という意識になってしまいがちです。

本質的な答えを共有すると「仕事は、みんなで幸せになるためにするもの」です。

よく言われるように「はたらく」とは「はた(周り)」を「らく(楽)」にすること。あなたの仕事によって助かる人がいる、あなたの作業、技術やサポートによって、人生がよくなる人がいる。つまり、あなたが「成長」し「貢献」することで、感謝される自分になれる、だから仕事って、本来は楽しくやりがいがあるものなのです。

しかし残念なことに、日本人は、20世紀後半以降「働く幸せ」が得られないやり方を国民全体として学んでしまいました。それが、成功哲学です。

戦後、西洋的な経済合理性の急激な流入と共に、いわゆる成功哲学で、自分の目標達成や経済的な成功を願い、うまくいかないと自分は負け組と感じ、未来を不安に思う精神性を身に着けてしまったのです。

目標を設定し、目標を達成する。とても大切なことですが、できている人は勝ち組、できていない人は負け組と、行き過ぎた個人主義が生まれてしまいました。自分のお金だけを考えて、各自が個人的な成功を求めるようになったことは「働く幸せ」を感じづらい状況を生み出しました。

本来、働く意味とは、みんなでよくなる、助け合うこと。そうやって、スキルを高め「成長」することで仕事が楽しくなる。

他人に「貢献」することで、喜んでもらえて、幸せを感じる。人間本来のこういった感覚を、いまこそ取り戻してほしいと、私は思っています。

★ ★ ★

おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』
著者:清水康一朗
発行:株式会社日本経営センター(フローラル出版)
【Amazonで購入する】
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清水 康一朗 しみず・こういちろう
ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。Forbes オフィシャルコラムニスト。2022年1月発刊『絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。Apple 創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter 創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。

構成/DIME編集部

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