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転職してもうまくいかずに苦しむ人生が続く理由

2024.10.13

大人になって気づく、子ども頃にはなかった「新しいギモン」。

人間関係であったり、仕事関係だったり、生き方そのものだったり、あらためて「なぜ?」「何が正解?」と考え込んでしまった経験はありませんか?そして、ギモンと向き合うのが面倒だからと、スルーしてストレスを抱えてはいませんか?

今回は、事業成長の専門家で 「絆徳の経営スクール」を主宰する清水康一朗氏による著書『おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』から一部を抜粋・編集し、人生を圧倒的に生きやすくするギモン解消のヒントを紹介します。

転職しても変わらないってこと?

《A》『会社を変える前に、自分を変えるスキルをもつ』

どのような会社で仕事をするにしても、成果を上げられなければ、評価されません。会社がよくない、上司がダメだ、といっても、そういった制約条件のもとでも結果をだせなければ、転職するたびに、うまくいかずに苦しむ人生が続きます。

やるべきことは、2つだけです。

一つは「状態管理」のスキル。自分の感情や身体的なステートをよい状態に変えるスキルを身に付けること。簡単にいえば、いい気持ちでいること、健康で軽い身体の状態を作ること。笑顔で元気に挨拶すること。そんな状態になれるように、運動や食事を含めて、改善していくこと、リカバリーすることです。

もう一つは「目標達成」のスキル。求められる成果、目標をなんとかして達成すること。これらのスキルは、後のセクションでも、徐々により深い実践法を共有しますが、これらができないままだと、環境を変えても苦しいままです。

そもそも自分で自分をマネジメントできなければ、他人に嫌なことを言われたり、行動を管理されたりしても仕方がありません。朝寝坊して、親に叱られる子供と同じです。

ましてや、自分をマネジメントできない人にとって、他人はもっとマネジメントできないし、思い通りになりませんから、ストレスを強く感じやすいものです。結局は、自分の行動やステート(感情や身体の状態)、そして結果をマネジメントできないと、仕事のストレスはいつまでも減ることはないし、いつも、ふと「仕事を辞めたい」と感じ続けてしまうことでしょう。

今回のギモンは、多くのケースで、その本質的な部分における理解の欠如によるものなので、職場を変え、環境を変えても、肝心の自分自身が変わっていないので、知らず知らずのうちにまた前と同じ状況を作り出してしまい「同じ問題」を繰り返す可能性が高いのです。

★ ★ ★

おとなのギモン 心のギモンは賢く手放そう』
著者:清水康一朗
発行:株式会社日本経営センター(フローラル出版)
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清水 康一朗 しみず・こういちろう
ラーニングエッジ株式会社の代表取締役社長。Forbes オフィシャルコラムニスト。2022年1月発刊『絆徳経営のすゝめ 100年続く一流企業は、なぜ絆と徳を大切にするのか?』の著者。「絆徳の経営スクール」代表。会員1.3万人のコミュニティ「社長の教養」を主宰。セミナーズの創始者。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。これまでにギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想など探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けての貢献したい」という想いから、「絆徳の経営スクール」を立ち上げ、経営教育の流通に努めている。Apple 創業者スティーヴ・ウォズニアック、YouTube創業者チャド・ハーリー、Twitter 創業者ビズ・ストーンなど日本に招聘し、世界トップクラス経営者によるビジネスセミナーのイベント規模において最大規模の実績を持つ。

構成/DIME編集部

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