DIME MAGAZINE
■連載／綿谷さちこのクレカの強化書
ドコモが2024年10月8日に、ネットショッピングサービス『ｄポイントマーケット』を開始した。このサービスを経由してネットショッピングすることで、ｄポイントが最大20％貯まるという。いったいどんなサービスなのか？
『ｄポイントマーケット』。パソコンやスマホなどのブラウザ、Android版アプリから利用できる。
『ｄポイントマーケット』でネットでも強いdポイントを目指す
『ｄポイントマーケット』は既存の『ｄマーケット』をリニューアルしたサービス。『ｄマーケット』ではゲームやキャンペーン、サービスなどのお得な情報を紹介していたが、『ｄポイントマーケット』に変わったことで、さらにｄポイントがプラスでもらえ、お得に買い物できるサイトにパワーアップした。
「他社ポイントに比べてネットではなかなか貯められる場所がないイメージ」、「オンライン店舗でももっと使えるポイントにしてほしい」といったユーザーの意見などから、ネット領域のさらなる強化に取り組むことが狙いだ。
イメージは様々なショップを集めたモールで、ユーザーは『ｄポイントマーケット』を経由して、そこに出店しているネットショップで買い物することで、最大20％のｄポイントを獲得できる。
『ｄポイントマーケット』を経由することでｄポイントが獲得できる。
このようなサービスはポイントモールと呼ばれ、多くのクレジットカード会社が似通うサービスを行なっている。例えば、三井住友カードでは『ポイントUPモール』、JCBでは『Oki Doki ランド』といったサービス名で展開。よく利用するネットショップがポイントモールに出店しているなら、そこから買い物することでポイントがお得に貯まる。
ポイントモールの善し悪しは、どんなショップが出店しているか、ポイント還元率がどれくらいかによって決まる。『ｄポイントマーケット』の場合は、サービス開始時のショップ数は家電、食品、日用品、ファッション、本など、約150店舗、商品数は1000万点以上になる。
サービス開始時の主なショップ。
また獲得できるポイントは、基本0.5％還元に加え、「dポイントクラブ」の会員ランクに応じたポイント還元がプラスされる。ここが他のポイントモールと異なる部分で、ユーザーにとってお得なところだ。
「ｄポイントクラブ」の会員ランクに連動してポイントアップ！
ドコモのポイントプログラムである「dポイントクラブ」は1つ星から5つ星の5ランクあり、「もっと簡単に」と「いつでもお得に」をコンセプトとして、その判定条件が10月3日に改定された。
改定後の「dポイントクラブ」の会員ランク。
以前に比べると上位ランクのポイント倍率が引き下げられた一方で、2つ星ランクに必要なポイント数が引き下がり、1つ星からランクアップしやすくなった。また、街の『ｄ払い』加盟店でポイント還元率がアップする「ｄ払い特典」が新設され、ドコモの携帯料金などにdポイントを充当すると、ランクに応じて最大5％の料金充当額が追加になる「料金充当特典」も新設された。
詳しくは下記サイトを参照。
https://dime.jp/genre/1816318/
この「dポイントクラブ」の会員ランクによって、経由して獲得できるポイントが最大1.5％になる。例えば、会員ランクが5つ星のユーザーが『ｄポイントマーケット』を経由して「ビックカメラ.com」で買い物した場合、『ｄポイントマーケット』で1.5％のポイント還元が受けられ、さらに「ビックカメラ.com」の買い物に対して基本10％のポイントが得られる。
「dポイントクラブ」の会員ランクによって得られるポイント還元倍率。
ｄアカウントでログインして利用することで会員ランクやポイント還元率がわかる。
『ｄ払い』対応のショップなら、『ｄ払い』で決済することで＋0.5％、『ｄ払い』の支払いを『ｄカード』で行なうことでさらに＋0.5％になる。毎週金・土の「ｄ曜日」にネットで『ｄ払い』を利用することでも＋3％になるので(要エントリー)、『ｄポイントマーケット』を経由して『ｄ払い』するだけで、5.5％のポイント還元が受けられる。
ドコモサービスの組み合わせで、より多くのｄポイントが得られる。
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