Aretiは、キャンプギアブランド「キャンキャンパー」から、電動アシスト自転車のバッテリーを使うインバーター「チャリパワー(ivt2499)」を発表し、応援購入サービス「Makuake」にて先行予約販売を開始した。
軽量コンパクトなので持ち運びもしやすい!
子どもの送迎や買い物で活躍する電動アシスト自転車。そのバッテリーが8.0Ah、25.2Vの場合、ワット数換算約202Whとなり、モバイル電源54,600mAh、3.7V/202Whと同等の容量となる。同社はこの身近で大容量のバッテリーをセットするだけでポータブル電源として使える「チャリパワー」を緊急時の備えとして開発したという。
そんな「チャリパワー」には、AC100Vコンセント1つ、USB-Aポート2つ、Power Delivery対応のUSB-Cポートを1つ搭載し、定格出力は500Wなので、小型調理器でお湯をわかしたり、電気毛布やファンで冷暖対策したりすることが可能。60WPD対応のUSB-Cポートも搭載しているので、スマホやノートPCを急速充電することもできる。
また、避難する際や荷物が多くなりがちなキャンプでも持ち運びやすいコンパクト設計なのも嬉しいポイント。さらに、使い方も簡単で、AC電源機器の場合はフル充電した自転車のバッテリーを「チャリパワー」にセットし、本体の電源をONにしたらコンセントを差すだけでOK。電動アシスト自転車の国内シェアのほとんどを占めるパナソニック、ヤマハ、ブリヂストンのバッテリーを自動認識し、手動の切り替えスイッチは不要なので、初めて手に取る人もスムーズに使用できる。
もちろん、安全面にも配慮し、第三者検査機関と社内で様々な機能性テストを行なっているとのこと。なお、具体的な安全対策は以下のとおりとなる。
・各自転車メーカーの純正バッテリーにはBMSが搭載しており、過放電からバッテリーを保護されることを同社のテストで確認済み。
・各自転車メーカーの純正バッテリーに対し、放電、突入電流、出力安定性をテスト済み。
・本製品の出力電圧、電流、ワット数等のスペックに対し、最大瞬間負荷を(1,000W、2秒間)同社でテスト済み。
・本製品に最大電圧/最低電圧保護機能を搭載し、自転車バッテリーの電圧が許容範囲を超えた場合はインバーターからの出力を自動停止。
・本製品にフューズ(35A)を搭載し、過電流を防止。
・「チャリパワー」の内部放熱を最適化しており、2つのヒートシンクに加え、冷却ファンを装備。
本体サイズはW156×D221×H98mm、重量は1.25kg。付属品は交換用ヒューズ1個。対応バッテリーはパナソニック、ヤマハ、ブリヂストンの電動アシスト自転車の純正バッテリー(25.2V~25.9V)。
プロジェクト期間は2024年12月8日までで、製品は12月中旬以降に順次発送予定。一般販売予定価格は17,800円だが、「Makuake」では10月8日現在、15,130円~応援購入受付中だ。
製品情報
https://www.makuake.com/project/cancamper2/
構成/立原尚子