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HUAWEIの最新スマートウォッチから見えてきた〝健康管理〟の新しい可能性

2024.10.12

コスパに優れたスマホを多く展開したことで、日本でも知名度を着実に伸ばしていたHUAWEI。米中貿易摩擦により、スマホの海外展開が難しくなった事情こそあるが、今やスマートウォッチ、ワイヤレスイヤホンといったウェアラブル製品を多く手がけるメーカーとしての地位を築いているのをご存知だろうか。

2024年上半期では、手首装着型のウェアラブル端末の世界出荷台数で1位、HUAWEIのスマートウォッチをコントロールできる「HUAWEI Health」アプリは、世界に5.2億の登録者数がいる。そんなHUAWEIは、2024年10月3日に、最新スマートウォッチとなる「HUAWEI WATCH GT 5」シリーズを発表。発売は10月9日となっている。

HUAWEIのスマートウォッチは、ワークアウトモードや多数の健康管理機能、長時間バッテリーなどが特徴。中でも近年はゴルフ機能に注力しており、ゴルフウォッチの出荷台数としては、市場の約半数を占めるほど。新モデルでも、ゴルフ機能がパワーアップしており、プロアマ問わず、ゴルファーにはまず間違いない製品といえる。

ただし、ゴルフ機能だけではないことこそ、HUAWEIのスマートウォッチの魅力だ。本記事では、新製品の詳細な機能や、HUAWEI WATCH GT 5 Proを2週間ほど試した上での使用感について紹介していく。

新登場のHUAWEI WATCH GT 5シリーズは2モデル展開! ゴルフ機能の進化ポイントは?

HUAWEI WATCH GT 5シリーズは、ベーシックモデルの「HUAWEI WATCH GT 5」と、上位モデルの「HUAWEI WATCH GT 5 Pro」からなる。ベーシックモデルは41mmと46mm、Proモデルは42mmと46mmがあり、デザイン、バンドの種類も豊富に用意されている。

強みはやはりゴルフ機能で、HUAWEI WATCH GT 5ではグリーンまでの距離の確認、スコアカードの記録が可能。全国2200以上のゴルフ場に対応している。HUAWEI WATCH GT 5 Proの場合は、全国2300以上(国内ゴルフ場の99%以上)に対応しており、グリーンの傾斜も確認可能。林の中からでも、グリーンの方向を確認できる機能も便利だろう。

グリーンの情報は、スマートウォッチ本体に直接ダウンロードできるため、ラウンド中はスマホを持ち歩かなくてもOKだ。

両モデルとも、衛星の方向を自動的に検知する「ヒマワリ型アンテナシステム」を採用しており、GPS測位がより正確になっているのも魅力。従来モデルから約20%も精度が向上しており、コース上のどこにいて、グリーンまではどれくらいなのかを測定するには、正確さが何よりも重要であるため、GPS機能の強化は大きなアップデートポイントといえる。

これに加え、同時に発表された最上位モデル「HUAWEI WATCH Ultimate」では、ショットの飛距離、おすすめのクラブを提案する機能などが利用できる。HUAWEI WATCH Ultimateは発売済みで、今回は新色の登場のみだが、新機能は既存モデルにもアップデートで対応する。

■ワークアウトモードの進化はゴルフ機能にとどまらない

ゴルフウォッチとして注目のHUAWEI WATCH GT 5シリーズだが、そのほかのワークアウトモードもしっかりと進化している。

特徴的なのがランニング機能で、新たにフォームの測定機能を搭載。パフォーマンスの向上、怪我のリスクヘッジに繋げられる。トレイルランニングでは、等高線マップのダウンロードに対応することで、より安心して走ることができるようになった。フルカラーのランニング時のマップや等高線マップはウォッチにダウンロードして、オフラインでも使用できる(等高線マップは『HUAWEI WATCH GT 5 Pro』『HUAWEI WATCH Ultimate』のみ対応)。

両モデルとも5ATM、IP69Kの耐水、防水性能を有しており、HUAWEI WATCH GT 5 Proでは、40mまでのフリーダイビングに対応。カスタムアラート機能も利用できる。

ワークアウトモードは、今回紹介したゴルフ、ランニング、ダイビングといった特定の運動をする人にとって魅力的なのはもちろんのこと、普段あまり運動をしないという人にとっても大切な機能。筆者も積極的に運動をするタイプではないが、歩いているだけでウォーキングの記録を取ってくれるため、意識して歩数、移動距離を確認するようになる。運動不足を感じている人にこそ、スマートウォッチはおすすめのデバイスといえる。

また、GPS精度の向上、フルカラーマップマップは、ワークアウト時だけでなく、目的地までの案内といった日常シーンで利用していても、有用なアップデートであることが実感できる。

■健康管理機能を統合したHUAWEIの魅力

個人的に最も注目しているのが、HUAWEI WATCH GT 5シリーズに搭載された健康管理機能。これまで「心拍測定」「睡眠モニタリング」「ストレス」といったように、項目ごとに管理されていた項目が、「HUAWEI TruSense」として統合され、一元管理されるようになる。

どちらかというと、HUAWEI側のソフトウエアが統合されるというものであるため、ユーザー視点で極端に使い勝手が変わるわけではないが、これまで機能ごとに管理されていた健康上の数値が、“人間”という単位でデータ化されることにより、「睡眠がうまく取れていないのはストレスが原因」「心拍数が安定しないのは睡眠不足と関係がある」といったように、身体に起きている不調の原因がより俯瞰してチェックできるようになるかもしれない。

もちろん、長期的にスマートウォッチをつけていることが前提となるが、病気の早期発見や、健康の自己管理に役立つ可能性は大いにある。HUAWEIは血圧を計測できるスマートウォッチなども開発しており、今後人間の健やかな生活をサポートするには、スマートウォッチが定番アイテムになる時代が来るかもしれない。HUAWEI TruSenseは、こういった視点でも、期待感のある内容だろう。

グローバルで発表された、血圧の測定ができるHUAWEI WATCH D2。日本での発売にも期待がかかる

■多数の健康管理機能に「情緒測定」機能も追加したHUAWEI WATCH GT 5シリーズ

そんなHUAWEI TruSenseを搭載したHUAWEI WATCH GT 5シリーズは、これまで通り心拍数や血中酸素レベル、カロリー管理機能、睡眠モニタリング機能といった多数の健康管理機能に加え、新たに「情緒測定」という機能を追加している。

これは、「快適」「普通」「不快」の3段階で、身体の状態を測定し、自動的に測定する機能。不快の状態が続く場合は、呼吸エクササイズを行うなどして、リラックスするように提案される。

また、睡眠モニタリング機能には、「睡眠中呼吸乱れ検知」機能も搭載される。睡眠の質を向上させるアドバイスも表示されるので、毎日確認すると楽しい機能だ。

■プレミアムなデザインと長時間バッテリー

HUAWEI WATCH GT 5は46mmモデルにブラック、ブルー、ブラウンの3モデル、41mmモデルにブルー、ホワイトの2モデルが用意されている。HUAWEI WATCH GT 5 Proは、46mmがブラックとチタニウム、42mmがホワイトとセラミックとなる。

HUAWEI WATCH GT5 Pro ブラック

いずれのモデルも、金属ベースで高級感のあるデザインが特徴。フォーマル、カジュアル問わず、さまざまなシーンにつけやすいデザインになっているので、購入時には、サイズとベルト素材、カラーといった要素から、好みのものを選べばOKだろう。

HUAWEI WATCH GT 5は、前モデルに比べて約200%も耐摩耗性が向上。先に触れた通り、5ATM、IP69Kの高耐久仕様となる。HUAWEI WATCH GT 5 Proは、ディスプレイにサファイアガラスを採用しており、こちらも耐摩耗性、耐擦傷性に優れる。しばらく着用しているが、傷が全く見当たらないほどだ。

また、HUAWEI WATCH GT 5 Proのおすすめポイントが、バッテリー性能。今回試している46mmモデルは通常使用で約14日間、42mmモデルでも約7日間持続する。これはベーシックモデルでも共通。急速充電やワイヤレス充電にも対応している充実ぶりだ。

スマートウォッチユーザーであればすぐに実感できる部分だろうが、毎日充電しなくても、電池が切れる心配をあまりしなくていいとなると、快適度が大幅に向上する。

1週間、ないし2週間のバッテリー持続時間があれば、旅行や出張にも、持ち出しやすい。バッテリーという観点から見ても、HUAWEI WATCH GT 5シリーズは相棒に選びやすいデバイスだ。

接続スマホを選ばないのもHUAWEIの強み

HUAWEI WATCH GT 5シリーズだけではないが、HUAWEIのスマートウォッチは、iOS(iPhone)、Androidスマホのどちらにも接続できるのが強み。Androidスマホと接続する場合は、ブラウザからアプリをインストールする必要があるが、一度インストールすれば、問題なく利用できる。

長年スマートウォッチを手掛けているメーカーというだけあり、アプリの使用感も上々。各種設定項目はわかりやすく、豊富に用意されている文字盤もアプリから簡単に変更できるので、スマートウォッチ初心者という人にも、ぜひ試してほしい。

取材・文/佐藤文彦

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