10月10日は「世界メンタルヘルスデー」。メンタルヘルス問題に関する世間の意識を高め、偏見をなくし、正しい知識を普及することを目的とした日として定められている。
アトラスト・ヘルスは、「世界メンタルヘルスデー」を前に、20歳~65歳のビジネスパーソン602名を対象に、睡眠と精神科・心療内科への受診に関する意識調査を実施。
結果を提携院である精神科・心療内科クリニック、ウィーミートグループの精神科医・竹田美香先生に確認してもらったところ、ビジネスパーソンと精神科医の竹田先生のあいだで受診目安のギャップがあることが判明した。
「精神科・心療内科に通おうと思う状況」、1位睡眠しても休養が取れない、2位集中力の低下で仕事に支障が出た、3位常に気力が出ず眠れない
「あなたが精神科・心療内科に通おうと思う状況として、最も近いものを1つ選んでください。」(n=602)と質問したところ、「常に気力がでなくなり、寝られないようになったとき」が22.6%、「仕事や家事に明らかな支障が出て、周りから異変を指摘されたとき」が19.8%、「食事や水分の摂取が難しくなり、日常生活を送ることが困難になったとき」が12.1%という回答になった。
「常に気力がでなくなり、寝られないようになったとき」「仕事や家事に明らかな支障が出て、周りから異変を指摘されたとき」「食事や水分の摂取が難しくなり、日常生活を送ることが困難になったとき」は精神科医として長年不眠症に携わっている竹田先生が考える受診目安よりも症状が悪化している状態だ。受診の目安についてギャップがあることがわかる。
前問で竹田先生が考える受診目安よりも症状が悪化している「常に気力がでなくなり、寝られないようになったとき」「仕事や家事に明らかな支障が出て、周りから異変を指摘されたとき」「食事や水分の摂取が難しくなり、日常生活を送ることが困難になったとき」を選択した人に、「そのような状況になるまで精神科・心療内科を通おうと思わなかった理由として当てはまるものを全て選択してください。」(n=328)と質問したところ、「精神科・心療内科には生活に支障がでるほど重症化してから通うイメージがある」が43.0%と最も多い回答になった。