高額でスペシャルなEVをチューニングしたり、タウンEVをスポーツEVとしてカスタムするのではなく、ファミリーカーとしてのEVをスポーツ仕様にするという手法は、EVの新しいトレンドとして注目を集めそうだ。今回、取り上げた2台のほかにもすでにこの方向性を打ち出しているモデルがある。1台はBYDの4ドアスポーツセダン『SEAL』、もう1台は発表されたばかりのミニのEV『エースマン』だ。
『SEAL』はRWDの2輪駆動モデルのほかに2モーター4WDのモデルがある。この4WDモデルは前後合計529PS、670Nmの性能で0→100km/hの加速が3秒台という実力派。ミニといえば、JCW(ジョンクーパー・ワークス)がある。おそらく、ここがスポーツモデルを投入してくることは間違いないだろう。これから日本の市場に新しいEVスポーツカーが続々と上陸してくることを期待したい。
ミニ『エースマンE』
BYD『SEAL』
文/石川真禧照 撮影/望月浩彦
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