三菱電機は、2ドアコンパクト冷蔵庫「Pシリーズ」の新製品として、「MR-P17K」と「MR-P15K」を2024年10月18日に発売する。価格はいずれもオープン。市場想定価格は定格内容積168Lの「MR-P17K」が80,300円前後、146Lの「MR-P15K」が69,300円前後。カラーは両機種ともにマットホワイトとマットチャコールの2色で展開する。
扉上部まで伸びた耐熱仕様のフルフラットトップテーブルも継続採用!
日本国内の世帯数は2030年をピークに減少すると予測される一方で、2ドア冷蔵庫のメインターゲットである単身世帯は超高齢社会や少子化などを背景に年々増加している。単身世帯の部屋は、家族世帯の部屋より狭いワンルームや1Kの間取りが多く、キッチンの広さや居住空間が限られているため、僅かなスペースでも有効活用できる収納性や、整理整頓が手軽にできるアイテムなどの使い勝手の良さも重要な要素と考えられる。
これらの市場背景を受け、新製品の「MR-P17K」と「MR-P15K」では、新たに冷蔵室の整理整頓をサポートするアイテム「チューブスタンド」を搭載。これにより、ドアポケットの整理性を向上させた。また、最上段のポケットの高さは変更できるため(MR-P17Kのみ)、保存する食品のサイズに合わせて選ぶことができるうえ、下段ポケットにはボトルストッパーも付いているため、ボトル間に隙間が開いている時にも転倒防止することができる。
さらに、冷蔵室は「全段ガラスシェルフ」を採用しており、汚れもサッと拭き取れるので、お手入れが簡単。単身者向け冷蔵庫の中では珍しく、最下段に「低温ケース」を搭載しているため、ハムやチーズなどの保存にも便利だ。
加えて、冷凍室は大容量の46Lながら、引き出し式の2段構造のため整理しやすく、上段はカップアイスなど背の低いものを、下段は500mLのペットボトルや食パンなど背の高いものなど、分けて収納することで、取り出しやすさも向上。しかも、冷凍室のハンドルは抗菌仕様のため、冷凍室に食品を収納するときも、清潔性を保ちやすくなっている。
このほか、前モデルで好評だったという、扉上部まで伸びた耐熱(約100℃)のフルフラットトップテーブルも継続採用。これにより、冷蔵庫の上を、電子レンジの収納スペースとして使えるのはもちろん、食品や食器の“ちょい置き”などにも便利に使用できるので、限られたキッチンスペースを有効活用することができる。
「MR-P17K」の主な仕様は、定格内容積が168L(冷蔵室122L+冷凍室46L)。外形寸法は幅480×奥行595×高さ1,338mm、質量は37kg。年間消費電力量は308kwh/年。
「MR-P15K」は、定格内容積が146L(冷蔵室100L+冷凍室46L)。外形寸法は幅480×奥行595×高さ1,213mm、質量は35kg。年間消費電力量は304kwh/年。
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構成/立原尚子