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UCCが世界初の量産に向けて「水素焙煎コーヒー」の販売を数量限定でスタート

2024.10.06

UCC上島珈琲は、世界初の量産(※1)に先駆けて、2024年10月9日より、UCC直営のコーヒー豆の挽き売り業態「UCCカフェメルカード」の一部店舗やUCC公式オンラインストア、イベントにて、「水素焙煎コーヒー」のワンドリップコーヒー製品、炒り豆製品を数量限定で発売すると発表した。

“水素焙煎ならではのおいしさ”も実現!

UCCグループは「より良い世界のために、コーヒーの力を解き放つ。」をパーパスに掲げ、コーヒーの新たな可能性を追求し、今までにないコーヒーの価値創造にチャレンジしている。また、UCCサステナビリティ指針を制定し、「2040年までにカーボンニュートラルの実現」に向けた取り組みのひとつとして、水素焙煎の実現に挑戦している。

コーヒー豆の焙煎工程の熱源には、一般的に天然ガスを使用するが、カーボンニュートラルに向けてはCO2排出が大きな課題となる。UCCでは、燃焼時にCO2を排出しない水素火炎を熱源とした水素焙煎に着目して、2022年より研究開発を開始。現在は、小型のテスト焙煎機で実証研究を重ねており、2025年4月には、レギュラーコーヒー製造の主力工場「UCC富士工場」において、世界で初めて大型水素焙煎機で水素焙煎コーヒーを量産(※1)、本格的に販売していく予定だという。

今回は、来春の本格展開を前に、一足早く、小型のテスト焙煎機で焙煎した水素焙煎コーヒーを数量限定で販売。なお、同社では、“水素焙煎ならではのおいしさ”を創り出すことにも成功したとしており、その“水素焙煎ならではのおいしさ”とはどのようなものなのかを、その焙煎方法と併せて以下で紹介する。

※1 世界で初めて大型水素焙煎機で水素焙煎コーヒーを量産
UCC調べ/水素熱源に対応するかたちで焙煎機そのものを独自に設計・開発し、継続的に水素焙煎コーヒーを生産・販売/年間キャパシティ3,000トン以上

■水素焙煎ならではのおいしさ、はどのように創り出すのか?

・UCCグループの焙煎技術を駆使し、水素焙煎という独自の焙煎方法を確立(特許出願中)

コーヒーの焙煎では、コーヒー特有の味覚や香りを引き出すために、微妙な火力調整により焙煎温度をコントロールすることが重要。水素は地球上でもっとも軽く空気中に飛散しやすく、酸素との反応で容易に燃焼するなど、水素の取り扱いの難しさが水素焙煎での課題のひとつとなっている。UCCグループは焙煎技術に強みを持っており、それを活かすことで、昨年、水素混焼バーナーを使用した焙煎装置を開発し、特許出願をしているとのことで、この焙煎機を用いて、安定的に製造することが可能だという。

・多彩な味覚形成が可能に。“水素焙煎ならではのおいしさ”

水素焙煎の可能性をさらに追求するため、UCCの生産部門、研究開発部門・イノベーションセンターが中心となり、焙煎と試飲、機器分析を繰り返し、その過程で、水素を熱源とした場合、火力の調整幅が既存熱源より広いという特徴があり、幅広い熱風温度での焙煎が可能であること、水素でしか出せない焙煎プロファイルと味覚があることを確認したとのこと。

同社では、「このような水素が持つ特性と、温度コントロールや味覚形成に関する知見といったUCCがこれまで培ってきた焙煎ノウハウとを組み合わせることで、従来は不可能だった条件で豆を焙煎できるため、既存熱源よりも多彩な味覚形成が可能となります。すなわち、UCCが提供できるコーヒーの味覚幅を広げる焙煎方法としても確立し、“水素焙煎ならではのおいしさ”を創り出すことに成功しました(特許出願中)」と説明している。

■今回販売する水素焙煎コーヒーついて

コーヒー豆の種類(産地)によって、水素焙煎で引き出せる特性は異なる。水素焙煎でさまざまな産地のコーヒーを試作してきたが、水素の特性を活かして、酸味形成に重要な温度帯をゆっくりと通過するようにコントロールした結果、フレーバーと酸味の質において、よりフルーティ・フローラルであると有意な差を得ることができ“水素焙煎ならではのおいしさ”を創り出すことができた、エチオピアの最高等級G1グレード・イルガチェフェ地方産のコーヒーを発売するとのこと。

なお、もともとイルガチェフェ地方産コーヒーは、エチオピアらしい華やかな風味が印象的だが、水素焙煎ではオレンジの花のようなフローラルな香り、完熟したベリー系のフルーティな味わいを引き出し、加えて、チョコレートのようなコクと甘さを感じられる仕上がりとなっているという。

この水素焙煎コーヒーは、10月9日から、直営のコーヒー豆挽き売り店舗や公式オンラインストアにて、ワンドリップコーヒー製品、炒り豆製品の販売をいずれも数量限定で実施。また、同日開幕するアジア最大のスペシャルティコーヒーイベント「SCAJ2024」内UCCブースでも販売する予定だ。

<販売場所>
・UCCカフェメルカード13店舗(大丸札幌店/そごう千葉店/そごう大宮店/新宿髙島屋店/そごう横浜店/JR京都伊勢丹店/阪急西宮店/大丸神戸店/そごう広島店/天満屋福山店/いよてつ髙島屋店/博多大丸店/鶴屋百貨店)
UCC公式オンラインストア
・「SCAJ2024」内UCCブース ※10月9日~11日の3日間
<販売ラインナップ>
UCC 水素焙煎コーヒー エチオピアG1 イルガチェフェ地方産コーヒー
・ワンドリップコーヒー1杯分:350円(税抜)
・ワンドリップコーヒー5杯分セット:1,890円(税抜)
・炒り豆100g:1,500円(税抜)

※炒り豆は、UCCカフェメルカード13店舗のみにて販売。また、「SCAJ2024」でのワンドリップコーヒーの販売価格は上記と異なる。
※いずれの製品もなくなり次第、販売を終了する。

関連情報
https://www.ucc.co.jp/company/sustainability/nature/carbon_neutral/hydrogen_roasting/

構成/立原尚子

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