スマホユーザーにとって、いつかは必ず訪れる買い替え時。では、次に購入するスマホとして「iPhone」と「Android」、どちらを考えている人が多いのだろうか。また、選択肢の一つとして中古を検討している人の割合は?
ゲオホールディングスはこのほど、ゲオアプリの会員を対象に「中古スマホに関するアンケート調査」を実施し、1,605人の回答結果をまとめた。
スマホ端末の購入理由では「使い慣れているから」が70%以上で最多
ゲオアプリ会員の1,605人を対象に、メインで使用しているスマホ端末について質問したところ、「iPhone」(56.1%)、「Android」(43.9%)と「iPhone」がやや多い結果となった。
また、次回購入する予定のスマホ端末についても、「iPhone」(56.7%)、「Android」(43.3%)で現在使用しているスマホ端末とほぼ同じ割合となった。次回購入時にiPhone/Androidを購入したい理由では、どちらも「使い慣れているから」が70%以上の回答を集め、最も多くなった。これらの結果から、現在使用しているスマホ端末の種類を変える意向がある人は、少ないことがわかる。
使用しているiPhoneの機種で最も多いのは「iPhone 13」シリーズ 「iPhone SE(第1世代)」も根強い人気
iPhoneをメインで使用していると回答した901人に使用している機種を質問したところ、「iPhone 13」シリーズが15.6%で最も多くなった。2番目に多いのは「iPhone SE(第1世代)」(15.3%)、次いで「iPhone 12」シリーズ(11.7%)、「iPhone 15」シリーズ(11.3%)となっている。
「iPhone SE(第1世代)」は2016年発売で、2022年 9月にリリースされた「iOS 16」以降はサポート対象外となっているが、昨年の調査で1位、今回の調査でも2位となっている。「iPhone SE」シリーズはホームボタン搭載でTouch ID(指紋認証)が使える点や他のシリーズと比較して端末が軽くコンパクトなサイズなどの特長から、根強い人気を集めていると考えられる。
次回スマホ端末購入時に「中古スマホを検討する」が35%
次回スマホを購入する際に中古スマホを検討する可能性があると回答した人は、35.3%となった。
また、中古スマホの購入を検討する理由では、「価格が安いから」が80%以上の回答を集め1位、「中古でも必要十分の機能を備えているから」が48.7%で2位となった。新品スマホ端末の高機能化と高価格化に対し、割安で必要十分の機能を備えている中古スマホが、価格・コスパを重視する人からの支持を集めていることが明らかになった。
一方、64.7%の人は中古スマホの購入を検討する可能性がないと回答している。その理由としては、「中古品に抵抗があるから」「すぐに壊れそうだから」「汚れ・キズが気になるから」などの回答が上位となった。
「スマホ/携帯電話を売ったり下取りに出したことがある」は35%にとどまる
今までにスマホ/携帯電話を売ったり下取りに出した経験があると回答した人は35.2%にとどまった。自宅に眠る「埋蔵携帯」の総価値額は2022年度で約6兆5千億円と推計(※)されており、再利用やリサイクルされずに保管されているスマホ/携帯電話端末が多く存在するとみられる。
スマホや携帯電話を売った/下取りに出した理由では「現金化できるから」が70%以上の回答を集め圧倒的に多数となった。
(※)ゲオホールディングス「埋蔵携帯」の総価値額試算 https://www.geonet.co.jp/news/35409/
スマホや携帯電話を売ったことがない理由は「個人情報が心配だから」が50%超
スマホや携帯電話を売ったり下取りに出したことがない理由では、「個人情報が心配だから」が50.1%を占めている。次いで「手続きが面倒だから」が21.1%、「買取価格が安いから」が20.4%、「壊れているから」が15.9%が上位となった。
<中古スマホに関するアンケート調査>
調 査 対 象:「ゲオアプリ」会員
サンプル 数:1,605名
集 計 期 間:2024年9月6日(金)~9月9日(月)
構成/こじへい