パナソニック サイクルテックは、子ども乗せ電動アシスト自転車「ギュット」シリーズ2025年モデルを2024年12月下旬に発売する。
ラインナップは「ギュット・クルーム・EX」と「ギュット・クルーム・DX」の2車種で、希望小売価格は「ギュット・クルーム・EX」が218,000円、「ギュット・クルーム・DX」が190,000円。
タイヤの空気入れタイミングを手元スイッチの液晶画面で知らせる機能も新搭載!
「ギュット」シリーズは、幼児2人同乗が可能な子ども乗せ電動アシスト自転車。2025年モデルの最大の注目ポイントは、フラッグシップモデルの「ギュット・クルーム・EX」に、子どもを乗せたままの状態で押し歩く際にかかる負荷を軽減する「押し歩き機能」を搭載したところ。
一般的に電動アシスト自転車はモーターのアシストにより快適に走行ができる反面、その重さにより自転車の押し歩き時に負荷がかかるという課題がある。
パナソニック サイクルテックは、この課題に対して、モーターのアシストを活用して押し歩きを補助する「押し歩き機能」を2021年に開発。今年6月には要望が多かった幼児2人同乗用電動アシスト自転車にも「押し歩き機能」を搭載し、好評を得たという。
「ギュット・クルーム・EX」は、サドルの状態を検知するサドル傾斜センサーを内蔵し、サドルが引き上げ状態の時のみ、押し歩き機能が作動する設計となっており、押し歩き時は乗車できない機構にすることで不安全な使用を防止する。
また、サドルを引き上げ・押し下げする際、子どもが誤ってサドル部に指を挟まないように、サドル可動部を樹脂カバーで覆っているほか、上り坂での押し歩き中に押し歩きボタンから指が離れても、ずり下がり抑制機能が起動し、約10秒間、自転車が勢いよくずり下がることを抑制する仕様となっている。
さらに、「ギュット・クルーム・EX」と「ギュット・クルーム・DX」ともに、「空気入れタイミングお知らせ機能」を新搭載。この機能は、自転車タイヤのパンクの要因のひとつとなる空気圧の低下を、タイヤの変形量からモーターが推定し(※2)、空気を入れるタイミングを手元スイッチの液晶画面で知らせるというもので、適正なタイヤ空気圧を保つことで、リム打ちパンクやタイヤ・チューブ劣化を予防し、バッテリー消耗を軽減する。
主な共通仕様は、走行距離がパワーモードで約50km、オートマチックモードで約60km、ロングモードで約86km。バッテリー容量は16Ahで、充電時間は約5.0時間。
このほか、いずれもタイヤサイズが20インチで、乗車適応身長(目安)が142cm以上(幼児2人同乗の場合は154cm以上)。質量は「ギュット・クルーム・EX」が32.4kg、「ギュット・クルーム・DX」が31.6kg。
カラーは「ギュット・クルーム・EX」がマットモスグリーン、マットピーチブロッサム、マットスモークグレー、マットオーツベージュ、ディープエメラルドブルーの5色、「ギュット・クルーム・DX」がマットモスグリーン、マットピーチブロッサム、マットスモークグレー、マットオーツベージュ、マットネイビー、ディープエメラルドブルーの6色で展開する。
関連情報
https://cycle.panasonic.com/products/eb_kids.html
構成/立原尚子