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筋トレ大好き県ランキングTOP3、3位神奈川県、2位東京都、1位は?

2024.10.01

RIZAPグループの連結子会社であるRIZAPは、コンビニジム「chocoZAP」の顧客属性や運動、体組成、来館、サービス予約、利用マシン等、顧客データを分析。47都道府県別ランキングにまとめて発表した。

また各項目については、県民博士(リサーチプロデューサー)として活躍中のディグラム・ラボの木原誠太郎 氏の分析コメントも添えられているので、本稿では同社リリースを元に、その概要をお伝えする。

なお今回は前編となり、後編は2024年10月3日に公開される予定だ。

画像はイメージです

1:体組成計やアプリを使って体組成や運動を記録した会員の割合

2024年1月1日~2024年7月31の期間中、chocoZAPの体組成計やヘルスウオッチ、アプリを使って体組成や運動を記録した会員の割合のランキングだ。

東北6県のうち、宮城県、福島県を除く4県が上位に入る結果となった。これは東北地方は冬の寒さが厳しく、冷害などに耐えながら生活してきたため、真面目で辛抱強く、こつこつとした行動を嫌がらずに行なう、まめな県民性があるように推察できる。

■県民博士(リサーチプロデューサー)木原誠太郎 氏の考察

1位は岩手県、続いて長野県、山形県、秋田県、青森県と、東北・信越地方の県が上位を占めました。これらの県は「勤勉さ」と「几帳面さ」が強い県民性が特徴的で、性格診断でも「忍耐強く、内に強い意志を秘めている」「自然を愛し、健康志向が強い」などの特性が多く見られます。

2:減量にコミット、ランキング1位の佐賀県は卒なく器用な県民性が表れた?

2024年1月1日~2024年7月31日の期間中、2回以上体重計測を行ったchocoZAP会員の内、2.0kg以上減量した人の割合のランキングだ。

体組成や運動の記録をこまめにとっている東北地方の5県が上位に入っていることがわかる。これは前述【1】の、日々の記録を付けることから、健康や減量への意識が高く、それが健康的な生活習慣への行動変容に表れていることが推測される。

しかし、記録頻度の理由では裏付けできないのが、【1】で中盤、24位だった佐賀県が、突如、減量成功者が多い県として1位にランクインしている点だ。日々の記録者率は高くないにもかかわらず、減量者率が高いという点から、佐賀県民の中に「卒なく器用」あるいは「要領を得るのが得意」などの県民性が潜んでいることが考えられる。

■県民博士(リサーチプロデューサー)木原誠太郎 氏の考察

1位は佐賀県(24.54%)、続いて岩手県、福島県、秋田県、長野県と、東北地方と九州の県が上位に入りました。これらの県は「自己管理能力」と「目標達成意欲」が高い県民性が特徴的で、性格診断でも「落ち着いていて控えめ。地道に努力することを好む」「忍耐強く、責任感があり、物事を着実に進める」などの特性が見られます。

3:筋トレ大好き都道府県ランキング1位は和歌山県

2024年1月1日~2024年7月31日の期間中の全マシン利用時間における無酸素運動マシン(トレッドミル・バイク・デスクバイク・クロストレーナーを除く全てのマシン)の利用時間割合を分析して、ランキングにまとめた。

筋トレマシンの利用率は、都市部が上位にランクインしていることがわかる。そんな中、1位が和歌山県である点に注目したい。和歌山県民には、短時間で集中的にパワー重視のトレーニングをする「筋トレ愛好家」の割合が高いことがわかる。

また、そのトレーニングの特徴から、自分の限界に挑戦することが好きで、自己ベストを更新することに喜びを感じるようなタイプが多いことが考えられる。

■県民博士(リサーチプロデューサー)木原誠太郎 氏の考察

筋力トレーニングマシンの利用割合が高い県として、和歌山県が1位、続いて東京都、神奈川県、埼玉県、大阪府が上位にランクインしました。これらの県は「自己成長欲求」と「挑戦心」が強い県民性が特徴で、性格診断では「人懐っこく、親しみやすいが、自分の意見をしっかり持っている」「自立心が強く、効率を重視」などの特性が見られます。

4:車通勤か徒歩・電車かによってchocoZAPでの運動種目に違い

2024年1月1日~2024年7月31日の期間中の全マシン利用時間における有酸素運動マシン(トレッドミル・バイク・デスクバイク・クロストレーナー)の利用時間割合を分析しランキング化した。本項目での番付は、前項【3】の上位と下位の逆転番付ということになる。

しかし、なぜ都市部では無酸素運動マシンの利用率が比較的高く、そうでない県では有酸素運動マシンの利用率が高いのか?

これについて、RIZAPでは都心部とそれ以外の地域における通勤手段の違いが1つの要因と考えてい流という。

次項【5】の歩数ランキング、あるいは国民健康・栄養調査※2にもあるように、都市部は徒歩や電車等での通勤手段が比較的多い地域であり、歩く傾向があるためchocoZAPでは無酸素運動マシンの利用率が高い傾向になることが考えられる。

他方で、車通勤が多い地域は、歩く機会が少ないため、chocoZAPでは有酸素運動マシンの利用率が高い結果になっていることが推測できる。

■県民博士(リサーチプロデューサー)木原誠太郎 氏の考察

1位は香川県、続いて秋田県、山形県、石川県、青森県と、北陸・東北地方の県が上位にランクインしました。トップの香川県は「効率重視」。それ以外の上位県は「忍耐力」と「持久力」を重視する県民性が特徴的です。

5:よく歩く都道府県ランキング、東京都、神奈川県、千葉県、大阪府など都市部が上位

 2024年1月1日~2024年7月31日の期間中、一人当たり1日あたりの平均歩数を都道府県別にランキング化した。

上位には圧倒的に都市部の傾向が見られる。これは、通勤通学のスタイルによる要因が大きいと考えられる。またそれによって、chocoZAPでの運動の種類にも傾向が分かれるという【3】筋トレ、【4】有酸素運動の都道府県のランキングを支持する結果となった。

■県民博士(リサーチプロデューサー)木原誠太郎 氏の考察

1位は東京都(7583.55歩)、続いて神奈川県、千葉県、大阪府、埼玉県と、首都圏と関西の都市部が上位を占めました。これらの県は「活動的」と「好奇心」が強い県民性が特徴的で、性格診断でも「自立心が強く、効率を重視」「自由を愛し、他人との関係を重視する」などの特性が見られます。

6:奈良や和歌山、兵庫、京都など関西でシニアのジム通いが流行中?!

chocoZAP会員におけるシニア会員が占める割合のランキング。ここでのシニアとは、2024年8月時点で60歳以上(1964年7月以前の生年月日)のひとを指す。 調査期間は2024年1月1日~2024年7月31日。

ランキング上位を見ると、関西地方の、それも大阪府周辺の県がトップ10に入っている。ちなみに大阪府は11位であり比較的上位という結果になった。

考えられる要因の一つに、行政の施策が挙げられる。奈良県は「なら健康長寿基本計画(第2期)」が策定されており、「誰もが生涯を通して健康で自分らしく心豊かに暮らすことで、健康寿命を男女とも日本一にする」という目標を掲げて県民の健康増進に取り組んでいる。

2位の和歌山県では、「第四次和歌山県健康増進計画」、3位の兵庫県では「兵庫県健康づくり推進実施計画(第3次)」があり、地域住民への積極的な健康増進施策として、フレイル対策や転倒予防・筋力維持のためにさまざまな施策が行なわれており、その一環での運動促進も呼びかけられている。

そうした行政の施策がchocoZAPのシニア会員が多いことに結びついている可能性が考えられる。

■県民博士(リサーチプロデューサー)木原誠太郎 氏の考察

全体の所感として、関西圏の県が上位に多くランクインし、「直観力」が強く、決断力と行動力のあるシニアの方々が多い印象です。これらの県では、身体の健康だけでなく、心の健康も大切にする姿勢が見られます。積極的にフィットネスに取り組むことで、健康維持と自己満足を両立させているようです。

<県民博士(リサーチプロデューサー)木原 誠太郎 氏>
リサーチプロデューサー。京都芸術大学 客員教授。
電通やミクシィでマーケティングを担当し、様々な企業のコンサルティングに関わる。2013年、「ディグラム・ラボ」を設立。現在は、心理学×統計学で人間の本質を分析し、カウンセリングする「ディグラム」の研究を進めている。

関連情報
https://chocozap.jp/

構成/清水眞希

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