リチュアルズ青山店がオープン、オランダ発のウェルビーイング・ライフスタイルブランドが提案する「小さな幸せ」

世界1300店舗で人気の「アムステルダム　コレクション」など150以上のアイテムが並ぶ

仕事や学校、家事や育児など、日々の生活の中でストレスや疲れが蓄積されていく。そんな時、1日のうちほんの数分でも心地良さや幸せを感じる時間があれば、個人の“ウェルビーイング”な状態は保たれるかもしれない。

去る9月19日、東京・港区の表参道に、オランダ・アムステルダム発のウェルビーイング・ライフスタイルブランド『リチュアルズ』の日本1号店となる『リチュアルズ青山店』がオープンした。

9月19日にオープンした日本初店舗・リチュアルズ青山店

同ブランドは、ヨーロッパをはじめ世界36か国、1300店舗を展開する自然派ブランド。2000年にアムステルダムで1号店がオープンした。人類学者やパリの著名な調香師など、世界中のプロフェッショナルからなるクリエイティブチームと共に、「日常をユニークな体験に変える」というミッションのもと、ボディケアやホームケアを開発している。

リチュアルズは、「より多くの小さな幸せ=Small Happiness Moment」を常に意識することが、「より幸せで満ち足りた人生へと繋がる」と考えている。さらに、一人ひとりが自分らしくウェルビーイングを実現するために、「体・心・精神のバランスが大切」だと考え、「The Art of Soulful Living」（満ち足りた毎日をおくるための手ほどき）を提案している。

これまでイギリスやフランスなどヨーロッパを中心に人気となり、アジアでは香港やシンガポールなどで展開されているが、日本は初進出。表参道駅から徒歩1分の場所にある『リチュアルズ青山店』は、ブランドを代表する商品シリーズ「アムステルダム コレクション」を表す白地に青色の花が描かれた外観で、品のあるエレガントな雰囲気。

白地に青が映えるリチュアルズ青山店の外観

一歩足を踏み入れると、キャンドルや香水、ヒット商品の「フォーミング シャワー ジェル」やボディスクラブ、ボディクリーム、ハンドソープなど、12コレクション150点以上のアイテムが並ぶ。店内には「ウォーターアイランド」と呼ばれる水場があり、そこで実際にスクラブや「フォーミング シャワー ジェル」を試すことができる。

150アイテム以上が並ぶ店内

高級化粧品のようなパッケージながら値段はお手頃　自然由来成分90％以上使用

19日のオープンを記念し、前日の18日にはプレオープンイベントが開催され、リチュアルズのアジアパシフィック・ディレクターであるピーター・ヴァン・カンペン氏が来場。リチュアルズのポリシーについて、「単純に『美を追求するだけ』のブランドではなく、ホリスティックな体験を通して、『より心地良くなること』を重要視している」と語った。

リチュアルズアジアパシフィック・ディレクター、ピーター・ヴァン・カンペン氏

また「良い商品を提供することはもちろん、それだけではなく、素晴らしいパッケージと心地良い体験、スタッフとの気持ちの良いやり取り、癒される空間を何よりも大事にしている」という。

リチュアルズのコレクション

その言葉通り、リチュアルズのプロダクトには90％以上の自然由来成分が使われ、主張し過ぎることのない、穏やかな香りに包まれる。ジンやハマム、サクラ、カーマなど、心を解きほぐしてくれる香りや使い心地を楽しむことができる。

大人気の「アムステルダム　コレクション」

また自然由来ながら、パッケージにはゴールドやシルバーの色味が使われ、ラグジュアリーで高級感が漂う。一見すると超高級化粧品のように見えるがお値段はお手頃。大ヒット商品の「フォーミング シャワー ジェル」は税込み1990円～2190円と、手に取りやすい。ユニセックスなデザインと香りで、性別を問わずプレゼントにも最適。店舗ではスタッフが香りの種類や実際の使い方などを丁寧に教えてくれ、さらには「ウォーターアイランド」で実際に試すことができるため、商品を選んでいる時間も楽しい気持ちになれる。

店内にある「ウォーターアイランド」

筆者も実際に「ウォーターアイランド」で「フォーミング シャワー ジェル」を試したところ、最初にジェル状で出てくる液体が次第にモコモコの泡に変化し、手や腕が濃密でむっちりとした泡に包まれた。伸びがよく、むにゅっと弾力のある泡で包み込まれた瞬間に、身体や心が緩み、リラックスタイムを実感することができた。

「フォーミング シャワー ジェル」の滑らかな泡

普段使うボディケアやホームケアを少し変えるだけで、日常にウェルビーイングを取り入れることができる。これこそが、身近なところにある「小さな幸せ」かもしれない。

ピーター氏は、25年近く世界で展開してきたリチュアルズにとって、日本は重要なマーケットであるとも語った。実はリチュアルズの創始者が25年前に日本に滞在していたといい、「日本人が非常に情熱を持って品質をチェックしていること」と、「日本人が日々の暮らしの中でルーティーンを大切にしていること」を感じ、胸を打ったという。

リチュアルズでは香水も展開している

こうした日本の習慣や考え方に、「より心地よくなること」をモットーとするリチュアルズが合っていると考え、「ただ新規のお店をオープンするのではなく、（青山店が）とても重要なエリアの地域展開になる」と期待している。

リチュアルズ・ジャパンの代表取締役社長セルジュ・グレベール氏

またリチュアルズ・ジャパン株式会社の代表取締役社長セルジュ・グレベール氏によると、日本展開に向けて、日本人向けに香りや成分、商品を変えることはしていないという。「もともとのブランドにインスピレーションがあるので、ブランドのそのままを紹介する」と語り、世界中で人気となっているコレクションをそのまま日本で展開している。

「より多くの小さな幸せ」を届けるリチュアルズ

手を洗う時、お風呂で身体を洗う時、ルームフレグランスを使う時、肌に香水をつける時。それぞれの場面の一瞬一瞬で、使うアイテムによって心地よい気持ちになれたら、日々のストレが和らぎ、幸せな気持ちで1日を過ごすことができるかもしれない。

取材・文／コティマム