ECや決済におけるAIへの期待
■72%が現在「ECや決済においてAI機能が役立っている」と回答し、男性は女性よりも「AIチャットボットツール」を評価していることが判明
生成AI過渡期の今、AIを実装しているECサイトも多く、消費者のオンラインショッピング体験の向上が期待されている。「ECや決済においてAIは役立っているか」という質問に対して、3カ国全体で72%の人が「役立っている」と回答した。
役立っているAI機能については、「不正利用の防止(51%)」をはじめ、「頻繁に購入する商品のクーポンやお得情報のおすすめ(37%)」「AIチャットボットツールを利用した購入時における問題解決(28%)」などが挙げられた。男性は女性よりも、AIチャットボットツールでの問題解決を評価しており(男性:31%、女性:25%)、「AIチャットボットツールを利用して商品を購入する能力」も評価していることから(男性:16%、女性:10%)、男性のほうが女性よりもAIの活用に意欲的であることが明らかになった。
また、3カ国全体の59%が、商品の購入やサービス利用で決済の際にAIがもたらす潜在的なメリットとして、「AIによる詐欺や不正利用の防止」を挙げており、他にも「個人情報の保護(56%)」、同率の48%で「質問の解決」や「決済プロセスのスピード向上」などがあった。単なるECでの購入や決済体験の向上だけでなく、増加傾向にある不正利用や詐欺に対しての解決方法として、AIを期待している人が多いことが明らかになった。
<調査概要>
・調査方法:インターネットアンケート
・調査実施機関:YouGov
・調査実施期間:2024年6月18日(火)~25日(火)
・対象地域:オーストラリア、シンガポール、日本
・対象者:N=3,04818歳以上の男女(日本はN=1,022)
出典元:ストライプジャパン株式会社
構成/こじへい