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ソニーがプロeスポーツチームFnaticと開発した有機ELゲーミングモニター「INZONE M10S」を発売

2024.09.28

ソニーは、ゲーミングギアブランド「INZONE(インゾーン)」から、ゲーミングモニター「INZONE M10S」と「INZONE M9 II」を2024年10月25日に発売する。価格はいずれもオープン。市場推定価格は「INZONE M10S」が175,000円前後、「INZONE M9 II」が132,000円前後。

直下型LED部分駆動のIPS液晶パネルを搭載した4Kゲーミングモニター「INZONE M9 II」も同時発売

■「INZONE M10S」

QHD解像度(2,560×1,440ピクセル)の27インチの有機ELパネルを採用したモデル。480Hzの高リフレッシュレートや0.03msの高速な応答速度に対応し、残像感のない映像表現が可能だ。

また、英国・ロンドンに本拠を置き多くの国際大会で優勝を収めているプロeスポーツチームFnatic(フナティック)と共同開発しており、eスポーツ大会で広く採用されている24.5インチでの画面表示機能やFPS Pro+モードなどの競技性の高いゲームでの使用に適した機能を搭載する。

<主な特徴>

・競技シーンに適した機能
Fnaticのプロ選手と共同開発し、eスポーツの競技シーンに適した機能を搭載。eスポーツ大会で広く採用されている24.5インチサイズの画面表示に変更できる「24.5インチモード」では、画面中央や画面下端に合わせた表示を選ぶことができるため、さまざまなプレイスタイルに合わせた画面表示が可能。また、「24.5インチモード」を使用時の解像度は、シャープで情報量の多い2,368×1,332ピクセルやFull HDなどから選択できる。

さらに、eスポーツ大会で広く採用されているTN方式液晶パネル搭載のゲーミングモニターの画質を再現する「FPS Proモード」や、FPSゲームでの使用を想定して色調表現などをFnaticのプロ選手と調整した「FPS Pro+モード」も利用できる。

・プレイ環境の自由度を高める本体設計
Fnaticと共同開発したeスポーツエルゴノミックデザインを採用。独自の重心構造により高い安定性を持つスタンドのデザインに加えて、円形の台座は直径159mm、厚さ4mmとコンパクトに設計されており、キーボードやマウスなどの周辺機器をプレイヤーのこだわりに合わせて配置することが可能だ。

また、画面の高さやチルトもプレイ環境にあわせて調整可能で、画面が180°回転するため、本体背面のケーブル接続を簡単に行なうこともできる。

・MLA+技術を採用した有機ELパネル
480Hzのリフレッシュレート、0.03ms(GTG)の応答速度に対応し、残像感のない映像表現が可能。NVIDIA G-SYNC Compatibleにも対応しており、表示の崩れやカクつくことを防ぐため、瞬間の判断が求められる競技性の高いゲームに適している。

また、微細なレンズを集合させて効率的に光を取り出すMLA+(Micro Lens Array Plus)技術を採用した有機ELパネルにより、ピーク輝度1,300nitの高輝度を実現し、ゲーム内の眩しい光を表現。さらに、素子ごとに発光を制御する有機ELの特性によって、黒色や暗部の表現に優れており、ディスプレイのHDR品質を示すDisplayHDR True Black 400の認証も受けている。

加えて、DCI-P3の約98.5%をカバーする広い色域に加え、10bit表示にも対応し、最大約10億7千万色の色表示が可能なため、豊かで正確な色表現を実現する。

■「INZONE M9 II」

ブラビアの技術を活用した直下型LED部分駆動の27インチIPS液晶パネルを搭載したゲーミングモニター。解像度は4K(3,840×2,160ピクセル)で、リフレッシュレートは160Hz、高等速度は1ms(GTG)に対応。また、残像を低減するバックライトスキャニング技術を採用。さらに、画面表示サイズを24.5インチに切り替え可能な「24.5インチモード」なども搭載する。

<主な特徴>

・ブラビアの技術を活用した直下型LED部分駆動
ブラビアで培った技術を応用し、LEDバックライトを液晶パネル下に配置し、映像全体を小さなブロックに分けてコントロールすることで明暗のきめ細かな描写を可能にする「直下型LED部分駆動」を搭載。バックライトを部分的に駆動することで、通常の液晶モニターでは表現できない黒表現を可能にし、コントラスト比80,000:1の暗さ表現とピーク輝度750cd/m2の明るさで圧倒的な輝度コントラストとリアルなHDR映像を表現する。

また、HDR映像品質のグレードを示すDisplayHDR 600を取得。高コントラストと高輝度で美しいグラフィックを描き出す。

・残像を低減するバックライトスキャニング技術
160Hzの高リフレッシュレートで応答速度が1ms(GTG)と短いことに加え、バックライトの点灯・消灯のタイミングをエリアごとに分けて高速に制御するバックライトスキャニング技術により、残像感の少ない映像表現が可能。さらに、NVIDIA G-SYNC Compatibleに対応しており、表示の崩れやカクつくことを防ぐため、競技性の高いゲームでも、ストレスなくプレイすることができる。

・「Perfect for PlayStation 5」対象モデル
PlayStation5(PS5)でゲームをプレイする際に適した連携機能を備える「Perfect for PlayStation 5」対象モデルで、オートHDRトーンマッピング(モニターの特性に合わせたHDR設定の自動調整)やコンテンツ連動画質モード(モニターがPS5から出力するコンテンツを判別し画質モードを自動切り替え)により、映像に合わせた画質でゲームを楽しめる。

製品情報
https://www.sony.jp/inzone/products/INZONE_M10S/
https://www.sony.jp/inzone/products/INZONE_M9II/

構成/立原尚子

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