東京都-千葉県:1位は「市川」都内駅との差額は0.4万円。TOP3に都内駅がランクイン
東京都-千葉県編の1位はJR総武本線「市川」(家賃相場73,000円)となった。JR総武本線の都県境は、千葉県市川市「市川」と東京都江戸川区「新小岩」(同73,000円)で、家賃相場の差額は4,500円。
江戸川を挟んだ2駅の間隔は5分、「市川」は“ほぼ東京”と言える駅の1つ。また、「市川」は、総武線(中央・総武緩行線)も利用でき、東京方面と新宿方面へダイレクトにアクセスできる。駅周辺にはスーパーや商業施設があり、毎日の買い物に困ることはない。
2位はJR常磐線「松戸」(同66,000円)となった。JR常磐線の都県境は、千葉県松戸市「松戸」と東京都葛飾区「金町」(同70,000円)で、家賃相場の差額は4,000円。
「松戸」は上野や東京方面まで約20~30分でアクセス可能。駅周辺には多数の商業施設やスーパーがあり、ファッションや生活用品など幅広い買い物にも適している。また公園や緑地も多く、特に江戸川沿いは散歩やジョギングに最適。
3位は、JR総武線「小岩」(同72,000円)と京成本線「江戸川」(同69,000円)と東京都江戸川区にある2駅がランクインした。
JR総武線(中央・総武緩行線)の都県境は千葉県市川市「市川」と東京都江戸川区「小岩」、京成本線の都県境は千葉県市川市「国府台」(同70,000円)と東京都江戸川区「江戸川」で、家賃相場の差額は1,000円となり、共に東京都内の駅が3位にランクイン。
千葉県に隣接する葛飾区、江戸川区、足立区は都内でも家賃相場が抑えられている傾向にある。
ランキングでも“ほぼ都内駅”と“ギリ都内駅”が同数であることから東京都-千葉県の都県境は、都内や千葉県に限らずエリアや路線によって家賃相場が安くなることが分かった。
家賃相場について
・対象駅(都県境駅):東京都と隣接する神奈川県、埼玉県、千葉県の各路線においてギリギリ都内に位置する“ギリ都内駅”と一駅で都内に行ける“ほぼ都内駅”
・対象物件:LIFULL HOME’Sに掲載された築40年以内、駅徒歩20分以内、専有面積15m²以上40m²未満、物件数1,000件以上の賃貸物件、
・抽出期間:2023年8月~2024年7月
・家賃相場:管理費を含む⽉額賃料から中央値を算出
構成/Ara