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AI機能でリードするスマホ「Pixel」と「Galaxy」を徹底比較!同じAndroidでも意外な違いが…

2024.11.04

Android陣営のスマホは、グーグルが提供するもののほか、独自に開発したAI機能の強化を進めている。AI機能でリードしている2ブランドをメインに、各特徴を解説していこう。

AI機能でリードしているのが『Pixel』と『Galaxy』

Android OSの最新AI機能をいち早く実装!

Android OSのリーディング端末として、自社ブランドの『Pixel』シリーズを手がけるグーグル。近年はAIのオンデバイス処理を実現する、独自のチップセットを採用。音声の自動文字起こしや翻訳、生成AIを活用した写真編集機能など、多彩なAI機能をいち早く体験できるスマホとして人気だ。最新の『Pixel 9』シリーズでは、生成AIの「Gemini」を標準搭載した。アシスタントのように話しかけたり、写真やカメラを使用したりして、様々な情報を引き出せる。高倍率画像の高精細化処理を含め、AIによるコンピュテーショナルフォトグラフィーの進化も著しい。

Android OSの最新AI機能をいち早く実装!

2画面&手描き対応を生かした独自のAI機能が満載!

グーグルとも連携しつつ、独自の「Galaxy AI」で利便性向上を進めているのが、サムスンだ。クラウドとオンデバイスのAIを使い分けるスタイルで、通話中の通訳、自動文字起こし、翻訳、要約から、生成AIを用いたイラスト作成や写真編集まで、実用的なAI機能を数多く搭載する。『Galaxy S』シリーズや『Galaxy Z』シリーズのほか、さらに多くの端末にAIを展開予定。同社のMX事業本部開発室長・副社長 チェ・ウォンジュン氏は「年内にはグローバル全体で2億台のGalaxy製品にAIを展開する」と話している。

2画面&手描き対応を生かした独自のAI機能が満載!

『Pixel 9』シリーズは『Gemini』に質問すれば知りたいことがすぐわかる

最新の『Pixel 9』シリーズでは、グーグルの生成AI「Gemini」が、「Googleアシスタント」に代わる標準のAIアシスタント機能として利用可能。GmailやGoogleドライブ、マップ、YouTubeなどとも連携し、話すだけで欲しい情報を簡単に引き出せる。また、カメラで写した材料からレシピを提案してもらうという使い方も可能。仕事が忙しく、秘書が欲しいような人におすすめ。『Pixel 9 Pro』シリーズは、AIと会話ができる「Gemini Live」(現在は英語のみ対応)などを含む有料版の「Gemini Advanced」を6か月無料で利用できる。

『Pixel 9』シリーズ

『Pixel 9』シリーズ

『Pixel 9』シリーズフライトや宿泊予約などの旅行に関する情報をGmailの受信メールから素早く読み出す……といった使い方もGeminiでは可能だ。メールの中から必要な情報を集めて提示してくれるので、メールの検索や内容を見返す手間が省ける。

『Pixel 9』シリーズ部下に依頼するように話しかけて、Googleドライブから目当ての書類を探してもらう……という使い方にもGeminiは対応。GoogleマップやYouTubeなど、Googleアカウントに紐付くサービスと連携し、各種情報を確認できる。

そのほかの主な最新AI機能

【1】〝店名認識&地図作成〟機能
【2】〝暗所高画質パノラマ〟撮影
【3】〝一緒に写る〟撮影
【4】8Kへの〝動画ブースト〟
【5】〝オートフレーム〟背景補正
【6】〝イマジネーション〟背景加工

『Pixel 9』シリーズ

レコーダーアプリでのリアルタイム文字起こしから、オンデバイス処理によるタイムラグの少ない通訳機能まで、AIを活用した撮影機能が盛りだくさん! CMでおなじみの「消しゴムマジック」「編集マジック」に加えて『Pixel 9』シリーズでは、撮影後に画角を拡大できる「オートフレーム」【6】や、撮影者も一緒に写れる機能【3】など、新たな機能が多数追加されている。

最新『Galaxy Z』シリーズは音声認識の精度が高く文字起こし&要約に使える

大画面をコンパクトに持ち歩ける『Galaxy Z』シリーズには、テキスト、音声メモ、写真、手書きメモなどをひとまとめにできる「Samsung Notes」をはじめ、仕事に役立つ独自アプリが充実。このアプリでは、音声メモの自動文字起こしや翻訳、要約、スペルの訂正、スタイラスペンを使った手描きスケッチからのイラスト生成など、様々なAI機能が活用できる。このほか、レコーダーやWebブラウザーでの文字起こし、翻訳、要約の機能も搭載。文字起こしや要約の精度は高く、仕事で文書を作成・確認することが多い人におすすめ。

『Galaxy Z』シリーズ

『Galaxy Z』シリーズPDFファイルをはじめとするビジネス文書を取り込み、同じアプリ上で翻訳や要約を済ませられる。長文の内容を素早く確認でき、時間を無駄に費やされることはない。要約した内容をさらに編集したり、書き出したりすることも可能だ。

『Galaxy Z』シリーズレコーダー機能は、話者を聞き分けながら文字起こしできるのが賢い。文字起こしからのキーワード抽出、内容の要約もお手のもの。議事録の作成や会議内容のまとめも含めて、各種作業をスマホひとつでオートマティックにできてしまう。

そのほかの主な最新AI機能

【1】通話中リアルタイム通訳
【2】ノートアシスト
【3】チャットアシスト
【4】ウェブアシスト
【5】インスタントスローモーション
【6】ポートレートスタジオ
【7】AIスケッチ

『Galaxy Z』シリーズ通話を自動的に翻訳、読み上げる通話中の通訳機能【1】や、チャットを自動翻訳する機能【3】では、まるで通訳を介しているかのようなスムーズさ。以前までは難しかった他言語話者とのコミュニケーションを実現できる。顔写真からイラストを生成できる機能【6】や、手描きスケッチやプロンプトからイメージを生成し、写真などに追加できる機能【7】など、楽しみながら使える多彩なAI機能を搭載した。

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