ガーミンジャパンは、通信衛星コミュニケーター「inReach」シリーズの最新モデル「inReach Messenger Plus」を2024年9月27日に発売する。価格は83,800円。
写真やボイスメッセージの送信が可能に!
「inReach」シリーズは、約70機の衛星で全地球エリアを100%カバーする衛星通信「Iridium(イリジウム)」を使用した衛星通信機器。
スマートフォンの電波が届かない場所も、地球上のどこでも、コミュニケーションデバイスとして活用できることから、登山や海洋航行などに挑む冒険家・探検家をはじめ、山奥深くで働く林業者や測量士、未踏エリアで学術調査を行う専門家の方からも信頼を得ている。
今回登場する「inReach Messenger Plus」は、メッセージ通信と位置情報共有、そしてSOS要請機能のみに特化したモデル。装備の負担になりにくい軽量コンパクトなデザインで、位置情報配信はリュックに入れたままでも自動的に行なうので、登坂、作業中でも安心できる。
また、より高速に、より大容量を送信できる第2世代のinReachテクノロジーをシリーズ初搭載しているのも特徴で、これにより、専用アプリ「Garmin Messenger App」を使用して、写真やボイスメッセージを送信することが可能になったほか(ボイスメッセージは最大30秒間)、テキストメッセージもこれまでの160バイトから大幅増強され、最大1,600バイト(日本語の場合533文字)のロングメッセージを1つのテキストとして送信することができるようになった。
もちろん、自分の居場所を10分間隔(デフォルト)で配信するMapShare機能も搭載し、デバイスの位置情報を自宅にいる家族や仲間にリアルタイムで伝えることが可能。さらに、緊急時には、世界中どこでも24時間365日対応可能な「Garmin応答センター」に、位置情報とともにSOSメッセージを送ることができる。
このほか、アプリを介して、マップ表示やナビゲーション機能、天気予報などの情報も活用可能。10分おきのトラッキング機能を作動したままでも、低電力モードで約600時間の駆動が可能なタフなバッテリー性能を備えるほか、IPX7の防水性やMIL-STD-810準拠の堅牢性も装備する。
なお、衛星通信を利用するには、サブスクリプションプランへの加入が必要。料金は個人向けプランが月額14.99ドル~で、別途契約手数料39.99ドルが必要となる。
■製品仕様
サイズ:7.8×6.4×2.3cm
重量:117.2g
ディスプレイ:半透過型モノクロ(MIP)(160×68ピクセル)
使用電池:内蔵リチウムイオン充電池
稼働時間:10分おきにテキストメッセージもしくは位置情報を送信した場合、メッセージ通信-低電力モードで約600時間、メッセージ通信-パフォーマンスモードで約110時間
防水性能:IPX7
双方向通信:あり(衛星通信契約が必要)
現在地の共有:あり(衛星通信契約が必要)
標準付属品:製品保証書、USB-Cケーブル
製品情報
https://www.garmin.co.jp/products/outdoor/inreach-messenger-plus/
構成/立原尚子