AppleはiPhone 16シリーズのセルフでのバッテリー交換マニュアルを日本語で公開した。必要なツール、取り外し方、取り付け方を写真付きで解説している。
公開日はiPhone 16シリーズの発売日の9月20日。欧米で進められている「修理する権利」に向けての一環と見られる。
なお、バッテリーの交換については「必ず、電子デバイスを修理するための知識と経験がある技術者が交換してください」とのことなので、誰でも簡単にできるというわけではないが、本記事ではAppleが公開したバッテリーの交換手順を紹介したい。
バッテリーの取り外し方法
- 9Vバッテリーの赤いコネクタをiPhoneバッテリーの銀色のタブに接続し、9Vバッテリーの黒いコネクタを下部スピーカーの右下の接地ネジに接続します。
2. 接続を1分30秒保ちます。接続が切断しないようにしてください。
注:接着剤がはがれるまでの時間は、製品の製造から時間が経つにつれて長くなる場合があります。接着剤の除去は、より高い最大30ボルトの電圧で実施できるため、除去に要する時間が短縮されます。
3. 吸着カップまたはブラックスティックを使用して、バッテリーを筐体から持ち上げます。これでバッテリーを取り外すことができました。
バッテリーを取り外そうとしたときに抵抗を感じた場合は、ステップ1から3を繰り返します。
バッテリーの取り付け方法
- エタノールワイプまたはIPAワイプを使って、バッテリーの下の筐体上に残っている接着剤を取り除きます。
2. 交換用バッテリーの裏面からピンクの裏紙をはがします。
重要:バッテリー上部にある保護カバーはまだ取り外さないでください。
3. 保護カバーを上向きにして、バッテリーを筐体の上で持ちます。バッテリーの右端をロジックボードに合わせ、バッテリーの下部の端を下部スピーカーに合わせます。ここで、バッテリーを筐体の中に下ろします。
4. 修理トレイの中央に2つのスロットがあります。修理トレイの1つのスロットがバッテリープレスの一方の側に接するように、修理トレイと筐体をバッテリープレスの上に配置します。
5. バッテリープレスの上部にあるレバーを下ろし、ローラーをバッテリー上に下げます。バッテリープレス内で修理トレイを前後に 3 回スライドさせ、バッテリーを筐体に接着させます。
6. バッテリープレスの上部にある赤いレバーを上げます。
7. 修理トレイと筐体をバッテリープレスの反対側に配置します。
8. 手順 5 と 6 を繰り返します。次に、修理トレイをバッテリープレスから取り出します。
9. 保護カバーの端を押さえます。保護カバーのリリースタブを引っ張って、バッテリーから取り除きます。
重要:引き出そうとしているタブの上部は押さないでください。
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【参考】iPhone 16:バッテリー
※必要なツール、注意点については上記ページを確認してください。
文/DIME編集部