デバイスごとにiCloudに写真を保存する方法や、写真のコピーをダウンロードする方法を紹介。 デバイスの種類やバージョンによって方法が異なるため、写真を保存する機会が多い人はぜひ押さえておこう。
目次
iCloudに写真を保存するには、使っているデバイスで操作を行う必要があるが、デバイスやバージョンの種類によって操作方法が異なる。そのため、自分が使っているデバイスからiCloudに写真を保存する方法を知らない人も少なくないはず。
本記事では、デバイスごとにiCloudに写真を保存する方法や、写真のコピーをダウンロードする方法を紹介する。iCloudで保存した写真を削除する方法やiCloudに保存しない方法も解説するので、この機会にぜひ確認してほしい。
各デバイスでiCloudに写真を保存する方法とは?
まずは、各デバイスでiCloudに写真を保存する方法を解説する。デバイスの種類やバージョンによって方法が異なるため、写真を保存する機会が多い人はぜひ押さえておこう。
■iPhone、iPad、iPod touchの場合
iPhoneやiPad、iPod touchでiCloudに写真を保存するには、まず「設定」から「ユーザ名」を選択し、「iCloud」内の「写真」に進む。iOS 16以降では「このデバイスを同期」を、iOS 15以前では「iCloud写真」をオンにすることで、すべての写真と動画がiCloudに自動的に追加される。
■Macの場合
MacでiCloudに写真を保存するには、写真Appを開き、「設定」または「環境設定」から「iCloud」を選ぶ。次に「iCloud写真」を有効にすることで、Macの写真と動画がiCloudに自動的に追加される。すでにiCloudに保存されている写真や動画も、Mac上で確認が可能だ。
■Windowsコンピュータの場合
WindowsでiCloudに写真を保存するには、まずWindows用iCloudをダウンロードする必要がある。インストール後、iCloudを開いて「写真」を選択し、「iCloud写真」を有効にすると写真が保存できる。
設定を適用したら、エクスプローラーのナビゲーションウインドウで「iCloud写真」をクリックすることで、保存された写真や動画を確認可能だ。「iCloud写真」で表示されない場合は、「ピクチャ」フォルダからアクセスできる。
■Apple TVの場合
Apple TVでiCloudに写真を保存するには、設定Appを開き、「ユーザとアカウント」から自分のアカウントを選ぶ。その後「iCloud」を選択し、「iCloud写真」をオンにする。写真Appのメニューバーから「写真」カテゴリを選べば、iCloudに保存されている写真や動画を確認できる。
iCloudで保存した写真のコピーをダウンロードする方法
次に、iCloudで保存した写真のコピーをダウンロードする方法を紹介する。Apple社のサービス「iCloud.com」やデバイスごとで方法が違うため、操作を誤らないように注意しよう。
■iCloud.comの場合
iCloud.comで写真をダウンロードするには、「写真」セクションを開き、ダウンロードしたい写真やビデオを選択する。最高解像度で保存する場合は、画面右上のダウンロードボタンをクリックする。互換性を重視する場合は、JPEGやH.264形式でダウンロードが可能だ。
また、元の画質で保存する場合は「未編集のオリジナル」を選ぼう。 iPhone、iPad、iPod touchなどで、この方法で写真がダウンロードできる。
■Macの場合
MacでiCloudに保存された写真やビデオをダウンロードするには、写真アプリを開いて保存したい写真やビデオを選択する。その後、コンテンツをデスクトップにドラッグするか、「control」キーを押しながら「共有」を選べば、「AirDrop」で別のデバイスに転送可能だ。
iCloudで保存した写真を削除する方法やiCloudに保存しない方法
おわりに、iCloudで保存した写真を削除する方法やiCloudに保存しない方法を解説する。正しい方法をチェックしておけば、必要な写真や動画を間違って削除することも防げるだろう。
■iCloudで保存した写真を削除する方法
iCloud上の写真を削除するには、まず「設定」から「ユーザ名」を選び、「iCloud」に進む。次に「ストレージを管理」をタップし、一覧に表示される「写真」を選択する。画面に表示される「無効化して削除」をタップする。続けて出現したポップアップで「このまま続ける」を選べばiCloud上の写真は削除完了だ。
■削除するとすべてのデバイスからiCloudの写真が消えるため注意
iCloudに保存された写真や動画は、どのデバイスで削除しても、すべてのデバイスから消えてしまう。iCloud写真は各デバイスと同期しているため、iPhoneやiPadなどで削除した場合、他のデバイスからも見られなくなるので注意しよう。ただし、iCloud上で削除した場合は削除後30日以内であれば復元可能だ。
■iCloudに写真を保存しない方法
iCloudに写真を保存しないようにするには、iCloud写真の自動同期をオフにする必要がある。「設定」から「iCloud写真」をオフにすると、写真や動画の自動転送が停止する。この際、データの削除やダウンロードを選択するポップアップが表示される。「iPhoneから削除」を選べば、iCloud内には残るがiPhoneからは削除される。
一方、「写真とビデオをダウンロード」を選択すると、デバイスにもデータが残る。
※情報は万全を期していますが、正確性を保証するものではありません。
文/編集部