USEN&U-NEXT GROUPのU-NEXTは、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)と新たな独占パートナーシップ契約を締結。2024年9月25日(水)14時(予定)より、同社が展開する動画配信サービス「Max」がU-NEXTでも配信されることになった。
これにより、Maxの2500作品以上、1万6000エピソード以上に及ぶ膨大なライブラリのU-NEXTにおける独占配信が実現。同時に、4K/HDRの高画質作品も順次拡充していくという。
U-NEXTの月額プラン会員であれば、追加料金なく、すべてのMax作品を見放題で楽しむことができる。
さらに、日本コンテンツをU-NEXTからMaxを通じて全世界に配信およびプロモーションしていくことも決定。グローバルにおける日本IPの発信・育成についても今後協業していくとアナウンスしている。
Maxは今後アジア太平洋地域に注力。重要な日本市場はU-NEXTがパートナーに
世界的なメディアコングロマリットであるワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、世界で1億330万人(2024年第2四半期)の会員を有しており、「Max」はその主力となる動画配信サービスだ。
北米や南米に続き、直近ではヨーロッパでサービスを開始。現在65の国と地域でサービスを展開する一方で、今後12〜24か月のうちに世界の他の市場においてもサービスを開始するスケジュールとなっている。
一方U-NEXTは、2021年3月にワーナーメディア(現WBD)とSVODにおける独占パートナーシップ契約を締結。以降『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』『THE LAST OF US』『AND JUST LIKE THAT… / セックス・アンド・ザ・シティ新章』『ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ』などの人気作品を日本初、見放題で独占配信。HBO、HBO Maxの良質なコンテンツを日本の視聴者にいち早く配信してきた。
今回、Maxがアジア太平洋地域を中心にさらなる市場開拓を進めていく中で、最も重要な市場のひとつである日本においてはU-NEXTが独占パートナーとなり、U-NEXTに「Max」が登場。前述のようにU-NEXTの月額プラン会員であれば、追加料金なく、すべてのMax作品を見放題で楽しむことができる。
■U-NEXTを介して、日本の映画・ドラマをMaxから世界に配信
近年、動画配信サービスは、日本のコンテンツを世界に発信する役割を担うようになってきた。
この映画・ドラマの「全世界配信」に関しては、作品の視聴可能者数が格段に増える一方で、作品の格を押し上げるだけでなく、監督・俳優など作品にかかわるすべての関係者にとっても世界進出の足掛かりとして、大きな期待が寄せられている。
日本発の日本向けサービスであるU-NEXTは、これまで日本国内への配信に限定されていたが、WBDとの契約により、一部の作品においてはU-NEXTを介してMaxでの全世界配信が実現する。
■「ハリー・ポッター」全シリーズが初めて見放題などU-NEXTが魅力的にアップデート
2024年9月25日14時以降、U-NEXTにはMaxが登場して洋画、海外ドラマ、キッズ・ファミリー、ドキュメンタリーなどの様々なジャンルが、さらに魅力的にアップデートされる。
・2500タイトル、1万6,000エピソードの圧倒的なラインアップを用意。その後も、続々新作を追加。
・「HBO」「MAXオリジナル」「ハリー・ポッター」「DC」「ワーナー・ブラザース」「カートゥーン ネットワーク」「ディスカバリーチャンネル」「アニマルプラネット」という、日本、そして世界でも人気・知名度の高いIPの数々を網羅し、それぞれのブランドごとにラインアップを強化。
・HBOとMaxオリジナルの映画・ドラマ全作品を、本国アメリカと同時に日本初・独占配信。
・U-NEXT初、『ハリー・ポッター』全シリーズを見放題で配信。
・『ハリー・ポッター』全シリーズ、『ファンタスティック・ビースト』2作の計10作品を4K/HDRの高画質での見放題配信を実現。これを筆頭にMaxにて4K/HDRの高画質作品を続々発表予定。
・Max Original 映画も、日本初・独占配信。10月にスティーヴン・キング『呪われた町』の最新映像化『Salem’s Lot』、クリント・イーストウッド監督の法廷劇『Juror No. 2』などが待機
構成/清水眞希