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仕事を先延ばしにしてしまった人が週末に読むべきビジネス書3選

2024.09.28

具体的な行動や仕組みがあなたの先延ばしを防ぐ

『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ 科学的に先延ばしをなくす技術』『やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ 科学的に先延ばしをなくす技術』

著/大平信孝
かんき出版 1540円

「モチベーションがどうであれ、とりあえず、やる」ことにしていれば、どれくらい自分は締め切りを守れたんだろう
……。そんなふうに感じている人は、まず本書を読んでほしいです。本書はとにかく具体的に、今日から実践できる「すぐやる」コツを教えてくれます。

「すぐやる人」になりたいと思っていても、私たちはどうしても精神的な気力でなんとかしようと考えてしまいます。しかし著者は精神論を一切使いません。仕組み化や具体的な行動によって自分を変えようと言います。たとえば落ち込んでしまった時、なかなか次の行動を起こせない。自分はなんだか集中力が続かない性格だ。こういった悩みに、それぞれ「月曜朝にこれをやろう」「喫茶店に行こう」など、具体的にやるべき行動を教えてくれるのです。

 難しいことは書かれておらず、読みやすくもあります。きっと本書を読むという行動が、あなたの締め切りへの行動を変えてくれることでしょう。

科学的な研究結果からひも解く「先延ばし癖」対処法

『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』『ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか』

著/ピアーズ・スティール
訳/池村千秋
CCCメディアハウス 1980円

 人はなぜ、締め切りを守れないのか。この永遠の問いに、私自身いつも悩まされています。締め切りなんて、絶対に破らないほうがいいのに、しかし自分の中にある「先延ばし癖」に苦しめられてきました。そんな時に出会ったのが本書。「先延ばし癖」について、脳科学、行動経済学、心理学の3つの分野からアプローチし、その仕組みを徹底解剖するのです。

 なぜ人間は先延ばし癖を身につけてしまうのか? それを直すには、どのような方法が有効なのか? 自分が解決すべき弱点はどこなのか? そのような問いをもって語られます。科学的に実証された「先延ばし癖」の解消法は、とても説得力があります。

 おもしろいのは、架空の人物が「先延ばし癖」を解消するストーリーが展開されている点。まるで自分を見ているかのような彼らの姿に励まされ、結果として自分の生活においても「先延ばし癖」を見直すきっかけになること間違いなしの1冊です。

伝説のプログラマーが教える締め切りを破らない仕事術

『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である』『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である』

著/中島 聡
文響社 1518円

 締め切りを守ることができない理由は、「先延ばししてしまう」ことと、もうひとつ「だらだら仕事をしてしまい、想定していた期限までに終わらない」ことがありますよね。この本は後者の解消法を、著者の人生のエピソードを交えて教えてくれます。

 著者は、マイクロソフトに勤めていたプログラマー。「ドラッグ&ドロップ」や「ダブルクリック」などを設計したことで知られる男性です。そんな結果を残した彼の仕事術は、時間を制することに集約されます。なんと彼は、一度も納期に遅れたことがないというのです。そのコツは、午前中にほとんどの仕事を終わらせてしまうこと。

 ……え、そんなこと可能なの? 優秀な人しか無理じゃない!? と感じたそこのあなたにこそ読んでほしい、目からウロコの仕事術が詰まっています。返信のタイミング、待ち合わせのコツさらには昼寝の仕方! に至るまで、硬軟織り交ぜた具体的な仕事術が盛りだくさんの名著です!

三宅香帆さん〈選者〉書評家 三宅香帆さん
高知県出身。2017年京都大学大学院在学中に作家デビュー。会社員を経て、2022年独立。著書は『人生を狂わす名著50』『副作用あります!? 人生おたすけ処方本』など多数ある。

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