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ビジネスパーソンが今、読むべきはコレ!仕事のやる気が出ない時に自分を見つめ直す本3選

2024.09.25

365人の熱い言葉で瞬間モチベーションUP

『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』

監修/藤尾秀昭
致知出版社 2585円

 入社、転勤の4月が開花宣言だとすれば、5月は受粉作業。地味ではあるけれど、この時期にしっかり地に足をつけて仕事をしないと、ビジネスパーソンとして結実することはありません。本書は、月刊誌『致知』のインタビューや対談記事から、著名人365人の仕事の心得を抜粋し、再構成したもの。スキマ時間に読めて、一瞬で熱くなれる内容です。登場する人物は、孫正義氏や柳井正氏、森岡毅氏などの有名経営者に加え、王貞治氏、松岡修造氏、佐渡裕氏、羽生善治氏、隈研吾氏、山中伸弥氏など、実にバラエティーに富んでいます。

「プロは自分のことを、人間だなんて思っちゃいけない」(王貞治)、「脳みそがちぎれるほど考えろ」(孫正義)、「内なる自分と信頼関係を築く」(河原成美)、「地球上で最も必死に考えている人のところにアイデアの神様は降りてくる」(森岡毅)など、若い時期に出合っておきたい言葉が満載で、読者のやる気をかき立ててくれるはずです。

老人との対話を終えると、驚くほどやる気になる

『仕事は楽しいかね? THE MAX STRATEGY』『仕事は楽しいかね? THE MAX STRATEGY』

著/デイル・ドーテン
訳/野津智子
きこ書房 1430円

 5月だというのに、「ひどい雪が吹き荒れていた」シカゴのオヘア空港で、「私」は、笑顔の老人と出会う。老人は「私」のことを根掘り葉掘り聞いたうえで、こう尋ねた。「仕事は楽しいかね?」

 35歳。そこそこの給料をもらっていて、同僚にも不満がないはずの「私」に、老人は、次々と意味深なアドバイスをする。物語を読んでいるうちに、仕事で成功するための考えが身につく、2001年発刊のロングセラーだ。

 著者のデイル・ドーテン氏は、スタンフォード大学大学院で学んだ後、マーケティング会社を設立し、マクドナルド、3M、P&Gなどを支援した人物。「試してみることに失敗はない」、「(成功したのは)みんな、人生のある時点で仕事に対する目標を変えた人たちだ」「新しいアイデアというのは新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ」。仕事のヒントとなる言葉が満載で、読み終えると、すっかりやる気になっていること、請け合いの1冊です。

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