セカンドキャリアで必要なこと
転職で新しいセカンドキャリアをスタートさせるためには、高い専門性や経験・実績が必要です。さらに、新しい環境に適応できる柔軟性も求められるでしょう。
ここでは、セカンドキャリアで必要なことを解説します。
■専門性の高さ
セカンドキャリアで求められるのは、高い専門性です。社会人経験のない新卒では人柄や潜在能力などが重視されますが、中途採用では即戦力が必要とされるため、特定の分野で経験を積んで身につけたスキルや知識が重視されます。
これまでのキャリアを棚卸して、自分が持つスキルや強みを洗い出し、アピールできる専門性を整理しておくとよいでしょう。
■経験や実績
セカンドキャリアでは、これまでの経験や実績も重視されます。キャリアアップには専門性を深める方向と、キャリアの幅を広げるために異なる分野に進む方向があります。
キャリアの幅を広げるための転職の場合でも、中途採用では前職でどのような経験や実績を積んできたのかがチェックされるでしょう。新しい仕事でもどれだけ活躍できるか、経験や実績を踏まえてアピールできるようにしておく必要があります。
■柔軟性
セカンドキャリアでは、経験や実績、専門性だけでなく、新しい環境に馴染める柔軟性も求められます。社会や技術の変化により、これまで培ってきたスキルが通用しない場面もあるでしょう。そのような場合でも学ぶ姿勢を持ち、新しいことに挑戦する意欲が必要です。
これまでの経験に縛られることなく、広い視野と柔軟性を持つことが、セカンドキャリアを成功させるために必要といえるでしょう。
セカンドキャリアに向けて準備しよう
セカンドキャリアは定年後の第2の職業であるという考え方は、変化しつつあります。近年は30代から将来のキャリアアップを見据え、キャリア形成を考える人が増えている状況です。
セカンドキャリアを成功させるためには、まず人生の目標を明確にして、現在の自分を把握しておきましょう。時代の変化に対応できる柔軟性も大切です。
構成/須田 望