暑さに強い/弱いお米の品種があることを知っている人の内、暑さに強い銘柄を意識して選んでいる人は約半数
お米の登熟期の気温が高すぎて品質が低下する「高温登熟障害」をご存じだろうか。昨今、全国的に課題となっている現象だ。
「高温登熟障害」によりお米が白く濁ってしまったり、亀裂が入って割れやすくなるといった悪影響が起こる。
今回の調査では、44.7%の人が暑さに強い/弱いお米の品種があることを知っていると回答。その中でも、暑さに強い銘柄を意識して選んでいる人は約2人に1人もいることが分かった。お米に対する関心度の高さが伺える。
「いつもよりしっかり米を研ぐ」「水かげんを水位線より多くする」は間違い!新米に適した炊き方を知らない人は53.6%と半数を超え
「新米を炊く際、いつものお米と同じ炊き方でいいと思いますか?」という質問に対して約半数の52.1%は「思わない」と回答しており、新米ならではの特徴に合わせた炊きわけが理想的であると感じているようだ。
しかし、実際には、新米に適した炊き方があることを知らないと回答した人は53.6%であり、いつものお米と新米の炊きわけが実践できていない人が半数以上もいることが分かった。
また、新米の炊き方に関する質問では、正しい炊き方である「水かげんを水位線より少なくする」を選択した人は73.0%と広く認識されていた一方で、「いつもよりしっかり研ぐ」「浸水を長くする」など新米に適さない方法でお米を炊いている人もいることが判明。
調査概要
調査対象:全国の20代~50代の男女計419人 調査期間:2024年7月29日(月)~8月5日(月)
調査方法:株式会社ジャストシステム「Fastask(ファストアスク)」を用いたインターネットリサーチ
※結果数値は小数点以下を適宜四捨五入して表示しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合がある。
※タイガー魔法瓶「新米に関する意識調査2024」より引用
■五ツ星お米マイスターで、米屋「スズノブ」のオーナーの西島 豊造氏 コメント
新米の魅力はズバリ、みずみずしいツヤと口で広がる若い息吹の香りです。食感でいうと、噛みしめた時の旬ならではのしっとりとした柔らかさと、獲れたてならではの粘り具合、旨みと甘みのバランスが良い点が挙げられます。
新米をおいしく炊くコツとしては、お好みに合わせて「新米1:お水0.9~1.1」を徹底することでおいしく炊きあがります。さらに、「研ぎ過ぎない事」「ザル上げをしない事」「浸水させ過ぎない事」「ほぐしを素早くする事」を実践いただけますとよりおいしいごはんをお楽しみいただけます。
猛暑の影響は新米にも関係し、米粒に白い部分が見える、米粒が小さく感じる等の違和感があるかもしれません。
そのような中で、“暑さに強い銘柄”をご存じでしょうか?例えば、品種育成の段階から暑さに強い品種を作るという目標があった「新潟県 新之助」や、コシヒカリの魅力を引き継いでいる「福井県 いちほまれ」、和食との相性が良い「秋田県 サキホコレ」がございます。
新米を選ぶ際の基準の一つとして、“暑さに強い“という点をぜひ思い出していただければと思います。
関連情報
https://www.tiger-corporation.com/ja/jpn/product/rice-cooker/jrx-g/
構成/Ara