ビデオリサーチは昨年のプレ調査を経て、「タレントイメージ調査」(※)の「関西地区調査」をスタートさせた。また「関西地区調査」では「関東地区(東京50km圏)調査」と共通のタレント1000組のほかに、特に関西圏で活躍しているタレント100組を追加して調査を実施。
本稿では同社リリースを元に、 2024年7月度 (関西地区)の結果と概要をお伝えする。
※「タレントイメージ調査は、テレビで活躍するタレント・有名人 1000 人以上の知名度・人気度・イメージ評価データを体系的に収集。テレビ番組や CM のキャスティングの際の基礎データとして利用されている。
2024年7月度調査 男女タレント人気度TOP20(関西地区)
■礼二(中川家)、海原やすよ・ともこが上位にランクイン
男性タレント、女性タレント共にTOP3は関東地区と同様のメンバーがランクインしており、地区を超え人気が高いことが推察できる。
男性タレントでは「礼二(中川家)」が10位にランクイン。年末に行われるM-1の審査員や、関東圏に限らず、関西地区でもバラエティー番組に多数出演するなど活躍しており、幅広い年代から人気を集めている。
また関東順位では圏外であった「笑福亭鶴瓶」、「岡田准一」、「ブラックマヨネーズ」、「浜田雅功」、「かまいたち」が関西地区でTOP20にランクインした。関西を拠点としていたり、テレビ、ラジオ、劇場などで活躍するタレントが目立っている。
女性タレントでは、複数の冠番組で活躍中の姉妹漫才コンビ「海原やすよ・ともこ」が同率8位となった。昨年は「海原ともこ」がM-1審査員を務めるなど話題を集め、また女性40代と50代から高い支持を得ていることがわかっている。
「おもしろい」タレント東西比較、関西で活躍中の芸人が多くランクイン
■関東では俳優「大泉 洋」がトップ10入りを果たす
「タレントイメージ調査」では、タレントにあてはまるイメージについても調査を行なっている。
東西を比較すると、TOP3は圧倒的人気の「サンドウィッチマン」、「明石家 さんま」、「千鳥」がランクイン、4位~10位のメンバーには違いがみられた。
関西では、冠番組カンテレ「ウラマヨ!」が10年以上続いている「ブラックマヨネーズ」が4位、関西でも冠番組を持つ「かまいたち」が6位にランクインした。関西の笑いの文化や、関西で活躍中のタレントへの親しみが影響していることが考えられる結果となったようだ。
関東では芸人が多くランクインする中、唯一俳優である「大泉 洋」が6位にランクインした。
調査概要
調査期間/2024年7月5日~7月21日
調査地区/関西圏
調査対象者/男女12~69歳
調査パネル/ACR/ex調査
有効標本数/1708サンプル
リクルート方法/エリア・ランダム・サンプリング(ARS)
調査手法/回答専用タブレットによるインターネット調査
対象タレント数/1100タレント
質問内容/「認知」「好意」「イメージ」
関連情報
https://www.videor.co.jp/
構成/清水眞希