二日酔いの原因と「アセトアルデヒド」について
二日酔いは、そのメカニズムがはっきりと解明されているわけではないが、アルコールが分解されたあとに生じる「アセトアルデヒド」という有害物質が関係していると言われている。
アセトアルデヒドは、主にアルコールの一次代謝によってつくられる毒性の強い物質だ(*2)。体質的にアセトアルデヒドの分解(二次代謝)が遅い人は、少量のお酒を飲んだだけでも、頭痛や吐き気、動悸、顔面紅潮などの「フラッシング反応」が引き起こされ、二日酔いにもなりやすいと言われている。
また、アセトアルデヒドは活性酸素種を生成することで、肝臓中のタンパク質などを破壊して、肝臓にダメージを与えることが知られている(アルコール性肝細胞障害)。さらに、WHOの国際がん研究機関(IARC)の評価によると、「アルコール飲料に関連するアセトアルデヒド」は、「ヒトへの発がん性がある」とされている(*3)。
*2.たばこの煙やアルコール飲料自体にも含まれている。
*3.食品添加物などに使用されるような「極微量(超低濃度)」のアセトアルデヒドは、この限りではない。
二日酔いの予防
二日酔いを予防するためにはどうしたらよいのだろうか。そのポイントをいくつか紹介する。
・ゆっくり適量を飲む
飲むペースが早いと肝臓でのアルコールの分解が追い付かなくなるので、ゆっくり飲むことが大切だ。いろいろな種類のお酒を飲む「ちゃんぽん」は、飲んだ量がわからず、飲みすぎにつながりやすいため、二日酔いの原因になると言われている。お酒の種類を変えるときには同時にペースも変えるよう心がけよう。
・食事を取る
空腹時の飲酒はアルコールの吸収を早めることになり、悪酔いや二日酔いにつながる。お酒を飲む前には、軽いものでもよいので何か口にしておくことが大切だ。また、お酒と共に食事やおつまみを取ることによって、低血糖に陥るのを防いだり、飲み過ぎを予防したりという効果も期待される。
・二日酔い予防の薬・サプリ
最近では、お酒を飲む前に飲んでおくと二日酔いを予防できるというドリンクやサプリメント、医薬品なども増えてきている。その働きは主に肝臓でのアルコールの分解を助けるなどといったものだ。
中には一定の効果を持つものもあるが、二日酔いを完全に予防できるというものではない。「薬を飲んでいるから大丈夫」といって普段以上に飲みすぎてしまえば、逆にひどい二日酔いになってしまうこともある。
・水と一緒に飲む
二日酔いには脱水症状が大きく関係しており、飲酒する際に水分補給をきちんと行うことが、二日酔い予防につながる。水分補給は、お酒を飲む前・最中・後のそれぞれに行うと良いといわれている。
調査(*1)の中で、二日酔いを防ぐために行っていることについて尋ねたところ、「飲む量を決めておく」、「胃に食べ物を入れておく」が最も多く、「ちゃんぽんをしない」、「一緒に水を飲む」が続いた。
*1 調査概要
○調査対象:全国の20歳以上の男女200名
(有効回答数)
○調査期間:2024年7月25日
○調査方法:インターネットアンケート
○調査機関:日本トリム調べ(株式会社クロス・マーケティング QiQUMO 利用)
お酒を飲むときにおすすめの「電解水素水」
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出典:株式会社日本トリム
構成/こじへい